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噂に違わぬ面白さでした!『竜巻を鎮め被害を最小限に抑える』というメインテーマに加え、仲間を失った哀しみと、新たな仲間たちとの結束など、ドラマとしての面白い要素がいくつも用意。…とは言え、肝心の竜巻描写も超ド級!!個人的にはパウエル・ショーでもあり、絶対馬に乗ってマルボロのCMとかでてる(・ω・)
作品データ
【製作年度】2024年
【製作国】アメリカ
【上映時間】117分
【監督】リー・アイザック・チョン
【キャスト】デイジー・エドガー・ジョーンズ、グレン・パウエル ほか
【鑑賞方法】Amazonプライム、U-NEXT など
あらすじ
超巨大竜巻が多数発生したオクラホマを舞台に、知識も性格もバラバラな寄せ集めチームが竜巻に立ち向かう姿を描いたアクションアドベンチャー。(映画.comより)
年齢制限は?
年齢制限はないので、どなたもご覧になれます。
レビュー ( 2024・12・12 )
1、パニックもドラマも疎かにしない
こういうのはもう、何も考えず!ひたすら身を任せてパニックを楽しみます。そのため、話的には深く掘ることがあまりなく?来週には忘れてしまいそうな予感も…笑。でも、こういうのも大好き!
当時話題になった『ツイスター』
『スピード』が大ヒットしたヤン・デ・ボン監督の、次の作品に当たる『ツイスター』は当時話題に。少し前に一応?おさらい鑑賞をしたのですが、30年も前の作品なのに、CGを駆使した映像は今見ても圧巻!!
ただ、ドラマパートが誰が中年の色恋に興味がイマイチ入り込めず(・ω・)当時はもっと楽しめたような気がするのですが…。
しかし本作『ツイスターズ』は、ひたすらに竜巻の脅威を見せるパニックムービーではなく『竜巻を鎮め被害を最小限に抑える』というメインテーマに加え、仲間を失った哀しみと、新たな仲間たちとの結束など、ドラマとしての面白い要素がいくつも用意されています。
『主人公たちだけが助かって終わる!』にしない、まさに現代版にアップデートされたパニック映画。
…そして、肝心の竜巻描写も超ド級!!!竜巻のシーンは劇中5回ほど描かれているのですが、ラストのバケモノ級の竜巻には本気で震えますww
2、グレン・パウエルの魅力
学生時代の仲間5人で『竜巻を手なずける』計画を実行するも、彼氏を含む3名が亡くなる大惨事に見舞われたケイト。
5年後。気象学者のケイトの元へ、仲間の生き残りである『ハビ』が現れ、竜巻被害を抑えるべく新たな開発チームに参加することとなる…。
そしてケイトのグループに対抗するかのように、竜巻映像の動画配信で荒稼ぎしている『タイラー』御一行。
タイラー演じるのは、まるで80年代から抜け出たカウボーイのような出で立ち&中身のグレン・パウエル。本作はほぼ、パウエル・ショーとなっており(個人的見解)絶対馬に乗ってマルボロのCMとかでてる(・ω・)
『第一印象はお調子者なんだけど、実は…』キャラのまさにお手本で、本作でもただのチャラい男なのかと思いきや、実は竜巻被災者のために支援活動をしていた。
しかも、ケイトのチームこそが金儲けの不動産屋と癒着していたことを知り、タイラーとの距離も急速に縮まっていく…。
その後、ハビと決裂したケイトは、タイラーたちの仲間入りをすることとなります。
妙な哀愁を感じるグレン・パウエル
最近出てきたとは思えないほど、昔からハリウッドでお馴染みのような懐かしさと人間臭さが魅力。おそらく『トップガン マーヴェリック』以降もっとも売れた、今ノリにノッている俳優。
この人に似てる人ってたくさんいる気がするんですが、マズルはブルース・ウィリスだと思うんですよね▼・ω・▼他にはガイ・ピアースやブラピも入ってる気がする…。
3、竜巻を鎮める原理
ケイトの実家に勝手に来訪し、ケイトの母親ともおそろしいほど自然と仲良くなり、婚約者ですか?なタイラー。
しかし、竜巻の被害を最小限にしたいという思いは、同じ2人。
『ヨウ化銀が水蒸気を雨に変え、吸収体を放り込んで嵐の水分を吸えば冷気プールが増加、竜巻が消える』仕組みだそうです(・ω・)
言われてもなんとなくしか分からないですが?科学考証的にはどうなのでしょうか…。実現したら確かにとんでもないことですし、専門家の意見を聞いてみたい気もします。
竜巻の等級を決めるのは、大きさや風速ではなく被害の規模。去ったあとで等級が決まるんだそう(実際にもまったく同じかは分かりませんが?劇中ではそう説明されていました)
4、超ド級のバケモノ竜巻!!
そうして、いよいよクライマックス!!!!
化学工場からの火柱も手伝って、まるで生きているかのような竜巻はさすがのスピルバーグ印!!脳内では4Dアトラクションに乗ってました。
そしてそんな竜巻の進路は、のどかな田舎町に…。空が一気に真っ暗になり、人や建物を飲み込んでいく様は圧巻。
そんななか、壊れかかってしまったハビとの友情が復活したのも良かった!こういうの、たいていはそのままのパターンも多いですし。
劇場へと避難した人々ですが、スクリーンも吹き飛び、屋根が捲れ上がる!!座席にしがみつくも、椅子の脚がガタガタと外れそうで、吹き飛ぶのはもはや時間の問題…!!
そんなバケモノ級の竜巻から人々を守ろうと死闘するケイトたち…いや、たちではなくケイト1人で竜巻のなかへと車で突っ込んで行く。
自身のせいで仲間を失った罪悪感を抱いていたケイトは、今度こそ人々を救おうとー。
ここは良かったです…命懸けでやるべきことを全うしたケイト、よくやったよ…(;ω;)竜巻が鎮まったシーンは涙が…(上の画像の左の女性が、ゆっくりと地に着きます)
もちろんケイトも助かり、タイラーの仲間たちに迎えられ大団円。そこにはハビの姿も…って、ただのええ話やないかい…(;ω;)
さらに良かったのは、ケイトとタイラーがいかにもなラブシーンを繰り広げることなく、サラッと今後を思わせるエンディングに留めたこと。
しかし、実際にはキスシーンが撮影されていたそうで…
…なんと、スピルバーグの一声でカットされたようです。
『ツイスターズ』、グレン・パウエルとデイジー・エドガー=ジョーンズのキスシーンがカットされた理由(VOGUE JAPANより)
ラストの展開は、過去にやはり自身のせいでたくさんの犠牲を出すも、名誉挽回した『ゴジラ−1.0』の敷島を思い出しました。
『ツイスターズ』はあの後の続編も作れそうではありますが、竜巻を鎮めることが出来るなら…もうこれ以上はない!?笑
デイジー・エドガー・ジョーンズのオススメ2作品
グレン・パウエルも良かったですが、デイジー・エドガー・ジョーンズ(何人分も名前入ってる)も良かった!可憐でキュートで日本人好みな顔立ちですよね。春香クリスティーン、マギー、アン・ハサウェイにも見えました。
彼女が出演している『ザリガニの鳴くところ』はわりと有名ですが、Disney+独占配信の『フレッシュ』というホラー映画が、ディズニーとは思えないほど攻めてますw(まさかのR18指定)共演はセバスチャン・スタン。
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