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社会現象ともなり、リピーターも続出した本作。正直、1作目とは別物と言って良いかもしれません。なんと1度目を見終わった直後にすぐ2度目を見たくなったのですが、さすがに翌週に…笑。1度見ているのに、2度目が初見よりも楽しみというのは、自分の映画史でも初めてのこと。そして2度目はMX4Dという座席が動くアトラクション型鑑賞を初体験。
作品データ
【製作年度】2022年
【製作国】アメリカ
【上映時間】131分
【監督】ジョセフ・コシンスキー
【キャスト】トム・クルーズ、マイルズ・テラー ほか
【鑑賞方法】Amazonプライム、U-NEXT など
(鑑賞時にご確認ください)
解説・あらすじ
トム・クルーズを一躍スターダムに押し上げた1986年公開の世界的ヒット作「トップガン」の続編。アメリカ海軍のエリートパイロット養成学校トップガンに、伝説のパイロット、マーヴェリックが教官として帰ってきた。空の厳しさと美しさを誰よりも知る彼は、守ることの難しさと戦うことの厳しさを教えるが、訓練生たちはそんな彼の型破りな指導に戸惑い反発する。(映画.comより)
年齢制限は?
年齢制限はないので、どなたもご覧になれます。
レビュー ( 2022・06・02 )
1、アクション映画には、まだその上があった…
なんと言っても、公開されてみるとFilmarksでは驚異とも言える4.6。◯ーベルでもないのに、4.6…。これはもう『間違いない』んだろうなとは思いつつ、ほぼ初見に近かった『トップガン』1作目を見返してみるも、そんなに刺さらず…(ちなみに本作を見た後に再び1作目を鑑賞すると楽しめたという、逆現象)
マーヴェリックも(自分は)あんまりなんじゃないだろうか…と懐疑的に劇場に足へ運ぶも…いやもう…ほんっと〜うに!すいませんでした……………面白すぎて死ぬかと思いました。
…自分もそこそこ有名なアクション映画は見てきたつもりでしたが、まだその上が!あったんですね…!?ここへ来てまだ知らない世界を見せてくれるんですね、トム様…。こういう体験をさせてくれるのが映画なんですよね…!!難しいことはいらない、ただただハラハラドキドキワクワク、そして感動…。
映画って近年、どのジャンルもわりと見たことのあるような作品が多い中、アクション映画としてはまさに歴史を塗り替える1本となりました。
1作目のヒットの直後に続編の権利を買い取り、納得のいくシナリオが出来るまでは絶対に続編を作らなかったというトムですが(当時24歳)
やっぱりこの人、俳優でもありますがプロデューサーとしての先見の明が凄いですよね。ハリウッドじゃやっぱり、ほかにこんな人いないです…。
2、ドラマとしても泣かせにかかってくる
アクションだけでも人類が見た事のないソレだったのに、それに加えて1作目で亡くなった相棒・グースの息子とのドラマでも泣かせに来るって、勘弁してください…。まさかこんなに泣くとは思いませんでした…。
ドラマだけでも、親子愛、恋愛、友情、舎弟?愛などがバランスよく盛り込まれているのに、そこへ持ってきて超・難関ミッションと超・ド級アクション…。こんっなにキレイにまとまることある!?要素としてはハリウッド映画のお手本とも言えるような王道ド直球ではありますが、その規模がもはや規格外w
恋愛要素は要らないと言う友人もいましたが、私には全く!聞こえません(・ω・)
3、人類が経験したことのなかった、映像体験
本作を見ている方は撮影秘話なんかもかなり調べているとは思いますが、私もまさにその1人。キャストたちが本物の戦闘機に乗って、映画さながらに訓練に訓練を積んで撮影って…。初めは皆、吐きまくっていたみたいですね…トムはそうでもなかったらしいですが(超人ですか)。もう、それだけで1本の映画になるやん…という。
専門的なことは何も分かりませんが、超・体感型のミッションシーンには度肝を抜かれました。身体に、意識が遠のくほどのGがかかる、名シーン。見ているこっちの身体もどうにかなってしまいそうで、本当〜に!息苦しくなりました…。思わず『…うわぁああ!!』と叫びたくなるような意味不明の感情に。…もはやこれまで、自分の身の上に起こったことの無い症状に、戸惑いました。映画で、こんなにもGを体験することが出来るんですね…。
4、エンターテイナーとも言えるトム・クルーズ
そしてなんと言っても!トム・クルーズ。1作目から36年経っても、あらゆる作品であらゆるキャラクターを演じていても、トム・クルーズからしっかりと『マーヴェリック』を感じられたのが凄いです。1作目のやんちゃな感じから、ちょっと抑えた大人のキャラクターに渋みが加わり、それでいて何かを達観したかのようなキャラクター。
彼のもう1つの代表作である、ミッション・インポッシブルシリーズからも分かるように、この人ってまず、見る者を楽しませたいと言うのが本当〜に!伝わってきます。命を顧みないほど危険すぎるスタントに自身で挑む姿勢は、もはやエンタテイナーでもありますよね。御年62歳ということで、くれぐれも!怪我だけは気をつけて欲しいです…(切実)。
その他、トムが熱望したヴァル・キルマーの続投や、最近人気が出まくっているグレン・パウエルなど多数の俳優が出演していますが、1作目からのブランクを全く感じさせず、見る者をここまで没入させる説得力。いや~、お見事でした!
近年のマイルズ・テラーが、良い
本作の準主役とも言える、グースの息子を演じたマイルズ・テラー。
ちょっと独特な顔立ちの俳優ですが、本作での彼は良かったですね〜。若い頃よりも、ちょっと歳をとった今の方が断然良いです。
ちなみに『ゴッドファーザー』の撮影裏を描いた『ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男』というドラマでも主演を演じているのですが、こちらの彼もとても良いです。
5、初のMX4Dはどうだった…??
まず、私はMX4Dしか体験したことがないのですが、もう1つ4DXというものがあります。ザックリ言うと4DXのほうが動きが激しいようで、MX4Dはホラーやドラマ向き、4DXはアクションなどの冒険映画向きのようです。
…で、私個人の感想はというと、始めのうちは『(…ぉお!)』という感じだったのですが、しばらくすると慣れてきて、ドラマのパートなどはちょっとノイズに感じてしまう部分も…。私は2度目の鑑賞で、ストーリーは把握している状態だったのでまだ良かったですが、これが初回だったらちょっと厳しかったかもしれません。でも、これでホラーなんて見たら死ぬなと思いましたw
ちなみに場内は年配の男性客が多く、おじいちゃんたちが皆座席で揺れているのはなかなかシュールでした笑。
注意としては、上映中座席が動くのでトイレに立つにはタイミングが難しいかもしれません…。じっくりとドラマパートも楽しみたい、ということであればしっかり固定型?の2Dがオススメかと。ちなみに以降、MX4D上映は行ってません笑。
そしてこれまたトムの『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』で、初のScreenX(3面スクリーン)を体験して来たのですが…記事が長くなるのでこちらはまた別の機会にでも…笑
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