スペイン産・汚食事件、第2弾!
1作目はただのシチュエーションスリラーだと思って劇場へ行ったので、こんなにもグロ汚いテイストだと思わずビックリ。ただ、ストーリーは面白かったので、2作目がNetflixに来てる!と早速鑑賞。ちなみにこの記事は自身の忘備録なので、考察やレビューではありません笑
作品データ
【製作年度】2024年
【製作国】スペイン
【上映時間】100分
【監督】ガルダー・ガステル=ウルティア
【キャスト】ミレナ・スミット、ホヴィク・ケウチケリアン ほか
【鑑賞方法】Netflix
(鑑賞時にご確認ください)
あらすじ
謎の人物が独自のルールの下で支配する、縦型構造の施設。新たに来た者たちは、その残酷な食事供給制度と闘おうとするが…。(Netflix公式より)
年齢制限は?
NetflixではR18となっており、18歳未満の方は鑑賞できません。
レビュー ( 2024・10・6 )
1、ただでさえ難解なので、1作目は見ておいたほうが良い
監督は前作と同じ人で、同じキャストも何人か続投しています。ただ、本作は前作でのルールをある程度分かっている体で話が進行していくので、事前に見ておいた方がいいかと思われます。見ている私ですら冒頭からわりとワケが分からなく、途中から始まった?みたいな始まり。
さらに本作は前作以上に話がややこしく、そもそもがエンタメではないので登場人物に感情移入をさせるとかそういう描き方もしていないんですよね。途中でようやく、主人公の男女2人のバックボーンのエピソードが入ったりするのですが、この2人にまったく興味が持てないのも致命的(・ω・)男は自身のした罪に苛まれて自死する場面があるのですが、なんの感情も湧かず…(無)。
料理は前作に引き続き、すこぶるマズそうw 出来たて新品で、こんなにまずそうな料理を作るってむしろスゴい(作ってる舞台裏見たい)。黒色?をしたあんなキモいケーキも見たことない… 優秀な逆・フードコーディネーターがついているんでしょうね。
2、宗教やら哲学やら、高尚なモチーフてんこ盛り
前作も細部まではしっかりと理解できない部分はあったものの、それでも話の流れ的にはまだ優しく、楽しめました。
しかし本作ではマスターだの、メシアだの、バーバリアンだの…これまた前作と同じように宗教的で哲学的?(それすらもよく分からない)な要素がプンプン。比喩や隠喩もたっぷりで、監督おそらく、わざと分かりにくく作っていますよね…。
主人公たちだけがやたら盛り上がっていて、とにかくこちらは終始置いてけぼり…。終盤では同じ思想の仲間を次々と増やし、ダギン・バビと対決する流れもなんだか雑な印象で、やっぱりノリきれませんでした(・ω・)こういうの、見ている自分との温度差がすごくてどんどん冷めていくんですよね…。
監督はとにかくグロがやりたいんだろうなぁ~、構造を宗教に見立てて、高尚っぽいことをやりたかったんだろうなぁとか、ほんとそういう見方しかできませんでした(毒)。
3、知識がある人は楽しめる…らしい
ネットでの評判もイマイチのようですが、それでも宗教的な知識に明るい方は楽しめたという意見も多く、知的でかなり玄人向けの作品と言えるかもしれません。ネットでは、とても細かくストーリーの詳細を説明されている方もいて、ただただ凄いなぁと感心しきり。ここまでしっかりと理解できたら、私ももっと楽しめたのかもしれません…(;ω;)
『マスターは、飢えたものたちに自分の太ももの肉をあげた…』そんな話を涙ながらに話す者がいるのですが、そういえば前作で自分の足の肉を切り取られて◯べられた?人がいたはずだけど。本作は時系列的には前作より前だという説があるみたいで…となると、その人がマスターになったってこと?
♦︎1作目の記事はこちら 『プラットフォーム』
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