【死霊伝説 呪われた町】ホラー【ネタバレなし】

映画化4度目にして、これで良かったのか…

死霊伝説

以前に見たいとクリップしていた作品がサラッとU-NEXTに来てる!ということで鑑賞。当初は劇場公開だったのが、配信になったらしいです。スティーヴン・キングの原作を、ジェームズ・ワン製作 × ゲイリー・ドーベルマン監督というワンワンコンビで、4度目の映画化▼・ω・▼

作品データ

【製作年度】2024年
【製作国】アメリカ
【上映時間】113分
【監督】ゲイリー・ドーベルマン
【キャスト】スペンサー・トリート・クラーク、ルイス・プルマン ほか
【鑑賞方法】U-NEXT
(鑑賞時にご確認ください)

あらすじ

小さな田舎町“セイラムズ・ロット”に、作家のベン・ミアーズが帰ってきた。幼い頃に両親を失い町を出た彼は、自身の過去を取り戻すべく“調査”をしていたが、ある少年の失踪をきっかけに、不可解な事件に巻き込まれていく。(U-NEXTより)

年齢制限は?

R15指定なので、15歳以下の方はご覧になれません。



レビュー ( 2024・10・13 )

1、ホラー好きからしたら、設定は満点!

死霊伝説
こういう雰囲気、大好きです

本作、なんと4度目の映画化なんだそうで。そういえばロブ・ロウが主演の作品はジャケットでなんとなく知ってましたが、今まで見たことなかったですね。

本作がU-NEXTで配信されてからしばらくは、Filmarksでは『Salem’s Lot』という原題のままだったので気づかず、マークしてませんでした。現在も171名ほどしかマークされていないのですが、気づいていないのか、ただ単に見ている人が少ないのか…。

作家が田舎町に引っ越してきましたホラー(ほぼキング)は大好物。田舎町の雰囲気、怪しげな警官、子供、転校生、ドライブインシアターなど、設定やモチーフは申し分なし!基本的にキング作品の設定は、どれもこれもすべてホラー好きのツボを押さえています

少しファンタジックな映像も美しく、森の中を兄弟が歩くシーンなどはピンクとブルーの影絵のようで良かったです。

『死霊伝説』の映画化である、過去3作品
死霊伝説
1979年版(左)と2004年版(右)

画像にはない1987年版は設定を借りただけの続編とのことですが、Filmarksでは最も評価が高かったです(2024.10.13現在、Amazonプライムビデオで407円で見られるようです)

2、肝心のヴァンパイアは、キレイなテリファーだった

死霊伝説

…で、これってヴァンパイアものだったんですね!肝心のヴァンパイアは冒頭からわりとしっかり姿を現すのですが、キレイなテリファーみたいでちょっとズッコケました。肌もやたらツルッツルで『ヴァンパイアのメイクをしている人』という様相。これまでの映画化でも、すべてこんな感じのビジュアルなのでしょうか…(・ω・)

3、映画化4度目にして、これで良かったのか…

ヴァンパイアがテリファーはいいとしても?ストーリー的に、一向に!ハラハラドキドキしないんです(・ω・)怖さがなくともエンタメとして楽しめるのかというと、それも厳しく…。ただただ、町の人間がヴァンパイアに噛まれヴァンパイアが増えていく、という流れがあるのみ。そこに深い人間ドラマもなければ、意表を突く展開もないしで、想像通りに終わってしまいました…。

本作に関しては、群像劇にしたのもどうなんだろうと…。どの人物の描き方も散漫で、誰にも感情移入できないまま物語は進んでいく。肝心の主人公にいたってはあまりにも存在感が薄く、いなくてもさしつえない主人公ってどういうことw

しかもこれが113分となかなかのボリュームで、これは95分案件だったのでは…。

ビル・プルマン親子
(フロントロウより)

主人公がビル・プルマンに似てるなぁと思ったら、マジ息子でビックリしましたw そういえば『マーヴェリック』に出てるときに、そんな情報あったっけ…。



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