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映画【ミッシング】子供の失踪を新たな切り口で描いた良作【ネタバレ】

ミッシング

近年、人間の本質や深い闇に真っ向から切り込むスタイルが多い吉田恵輔監督、最新作。本作ではエンタメ度が高いイメージの石原さとみを起用ということでどうなんだろうなぁ?と思っていたのですが、やはり劇場で鑑賞しました。…これはもう、噂に違わぬ良作でした!

作品データ

【製作年度】2024年
【製作国】日本
【上映時間】119分
【監督】吉田恵輔
【キャスト】石原さとみ、青木崇高
中村倫也 ほか

あらすじ

とある街で幼女の失踪事件が発生し、懸命の捜索にもかかわらず発見できないまま3ヵ月が過ぎていた。母親の沙織里は、世間の関心が薄れていくことに焦りを感じ、夫・豊との温度差にも苛立ちを募らせ、夫婦のいさかいが増していく。そんな中、娘の失踪時の沙織里の行動が明るみになり、SNSで誹謗中傷の標的になってしまう。(allcinemaより)

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レビュー ( 2024・5・21 )

1、子供の失踪を新たな切り口で描く

ミッシング
((C)︎2024「missing」Film Partners)

子供の失踪をテーマにした作品は珍しくありませんが、本作ではその真相や犯人当てなどに焦点を当てるのではなく、あくまでこの状況下での夫婦やマスコミの在り方などを描いた、濃厚なシリアスヒューマンドラマ。

真相は分からないにも関わらず、重厚で見応えのあるシナリオには驚きました。犯人当てを回避し『じゃないほう』の切り口で描く、新たな子供の失踪ものの良作

2度目はしんどくてもう見れないかもしれませんが、見て良かったです。

石原さとみと青木崇高は、日本アカデミー賞にノミネートされるんじゃないでしょうか。森勇作もありますね。

本作はストーリーもさることながら、俳優たちの演技によって評価される部分もかなり大きい作品だと思います。

2、なんと言っても、石原さとみ…

ミッシング
こんな彼女見たことないし声も聞いたことない…
((C)︎2024「missing」Film Partners)

噂には聞いていた石原さとみの演技がそれはもう、見ているこちらもしんどいほどで…。

間違いなく彼女の女優人生の転機になった1本であり、彼女から監督にオファーをかけたというのも納得。監督も、石原さとみの演技が想像以上だったとインタビューで言っていました。

子供が失踪してからも、悲劇が止むことはなく…。今はSNSが発達しているからこその、誹謗中傷やイタズラ情報という二次被害

『子供が保護された』という情報がニセだと分かったときの石原さとみの、怒りとも哀しみともつかない慟哭には鳥肌が立ちました…。あんな声が出るんですね…。

石原さとみの役作りが凄かった

石原さとみはこの役を演じるにあたって、髪をボディソープで洗うなどしてわざと傷ませたんだとか。

3、物語の落としどころに納得

ミッシング
ラストはとても良いシーンでした…
((C)︎2024「missing」Film Partners)

しかし、彼女が演じた母親の言動や行動などは決して狂気と一言で片付けられるものではありません。

傍から見て違和感があるように映るのは、同じことを経験していないから…

世界中で子供が失踪する未解決事件は多々起きているわけで、こんな思いをしている人たちが実際にいることを想像すると、あまりにやり切れない…。子供がいる人からしたら、皆こうなるのではないでしょうか。

そして事件から数年経った今も、子供は見つかっていません。

このまま物語は終わるのかなと思っていると、子供が行方不明になるも見つかった親から『今度は私があなたに何かしてあげたい』と…。

夫婦は、子供がいなくなった同じ境遇の親たちに親身になっていたりしたんですよね。

彼らがしてきたことは決して間違っていなかったのだと、報われた瞬間

このときの、堪えていたものが一気に吹き出す青木崇高の泣きにもらい泣き…。『ゴジラ−1.0』に然り、最近この人で泣かされることが多いです…。

4、母親を取り巻く人間模様

((C)︎2024「missing」Film Partners)

母親を取り巻く濃いキャラクターと、複雑な人間模様も飽きさせません。

青木崇高(父親・豊)

本作ではあくまで妻をなだめたりとサポート的な役回り。
まぁ2人して同じようなことになっていたら大変ですしね…。あまり前に出すぎないながらも陰ではしっかりと妻を支える、とても良い夫でした。

中村倫也(記者)

夫よりも重要なポジションだったかもしれない、失踪事件を担当するテレビ局の記者。
母親の熱意と精神衰弱っぷりに翻弄されながらも、ネタも掴まねばならない板挟みで葛藤する記者を、中村倫也が好演。
今まで彼の演技でどうこう思ったことがあまりなかったのですが(汗)。本作の変にキャラ立ちしていない自然な人間像には、好感が持てました

森勇作(母親・沙織里の弟

一時は犯人だと疑われた、母親の弟を演じた森勇作が凄かった…。
世間とはかなりズレた感覚を持つギリギリのヤバい人物で、もはや『こういう人』にしか見えませんでした。
調べてみたらこの俳優さんの作品は何本か見てたのですが、まったく記憶にないんですよね…!?たぶん彼、作品によってかなり化けていそうな気がします…。

似た題材の韓国映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(18)』が凄まじい…

bring-me-home
(映画.comより)

⬇︎こちらの記事で取り上げています。

日本でも人気のある『チャングムの誓い』のイ・ヨンエが、6年前に失踪した息子を探し続けるお話なのですが、さすがは韓国映画…。

やはり子供の偽情報などによる、あまりに痛ましい出来事を、ひたすら容赦なく、なんの救いもなく描ききるという、とんでもない胸くそ映画で驚きました(・ω・)没。

日ごろ胸くそハンターを公言している私ですが(え?)本作に関しては普通のサスペンスだと思っていたので、劇場で頭をどつかれたような衝撃を味わって帰って来ました。

優等生女優でもあるイ・ヨンエの、14年越しの復帰作がこういう作品だというのにも、驚き。

あまり見たことのないテロップが…

エンドロールでは『劇中、子どもに虐待は与えていません』のテロップが(私もまだ数回くらいしか見たことがありません)。

CGにしても?あまりに良く出来ていて、こんなの見せられて一体どうしろと…(;ω;)ラストはもはやホラー…。

ちなみにネットでレビューを見ると、(演技で)本当に虐待をしていると思っている方もいるよう(分かります)。本作PG12指定なのですが、これはR18指定が妥当かと。未だにR指定の定義がよく分からず…。

胸くそハンターの皆さんはもし機会があったらどうぞ。ただし、テロップにあるようなシーンがありますので相当なご注意を…。

⬇︎こちらも子供のために闘う
両親を描いた闘病スリラー。

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