大好きなジャウム・コレット=セラ監督の最新作ということで楽しみにしていたのですが…。その時々でドキドキするようなイベントは用意されているものの、冒頭で犯人は分かってしまうので、これで2時間持たせるのはちょっとキツい…。とは言え全体的にはまぁまぁ楽しめたはずなのに?改めてレビュー見たら、ダメなところしか言ってないw タロン・エガートンは『困ってるT-1000』にしか見えず。髪型も絶対寄せにいってる…。
作品データ
【製作年度】2024年
【製作国】アメリカ
【上映時間】119分
【監督】ジャウム・コレット=セラ
【キャスト】タロン・エガートン、ジェイソン・ベイトマン ほか
【鑑賞方法】Netflix
(鑑賞時にご確認ください)
あらすじ
クリスマスイブの空港で非情な二者択一を突きつけられた運輸保安官の闘いを描く、アドレナリン全開のサスペンス映画。(Netflixより)
年齢制限は?
Netflixでは13+となっています。
レビュー ( 2024・12・20 )
1、リーアムからタロンへ(手紙?)
ジャウム・コレット=セラ監督といえば『エスター』で有名になると、以降4作ほどはリーアム・ニーソンとタッグを組んでいたのですが。リーアムの年齢のせいなのか、タッグは解消され?最近では『ジャングル・クルーズ』や『ブラックアダム』でドウェイン・ジョンソンと組んでますね。
ともあれ、テンポの良さと、万人受けするエンタメなカラーがウリでもあるので、私も大好きな監督の1人です。そんな監督の最新作がNetflixに登場、しかも評判が良いらしいということで楽しみだったのですが…。
彼女との間に子供を授かったイーサン(タロン・エガートン)は、運輸保安局の仕事の昇給について考えていた。そんなある日、ふとしたことで友人と仕事のポジションを変わったことから、飛行機に爆弾を持ち込みたい犯人に『セキュリティを通過させろ』と脅されるという、トバッチリスリラー。
少し前ならリーアムさんがやりそうな役だなぁなんて思いながら、今回そのお役目はタロンに託された模様(・ω・)
2、前半はほぼ話が進まない…
前半はほぼ、荷物検査の場所から動くことが出来ないイーサンと犯人の電話のやり取りが続く。これはこれで見れないことはないのですが、わりとスローテンポであまり話が進展せず…。
そして、ほぼ冒頭で犯人が分かってしまうため、ミステリー要素が皆無なのも辛い。しかもよく喋るし知的さや緻密さも感じられず、魅力のない犯人…。
さらに犯人も『雇われ』なので、真の黒幕が登場することはなく、ほぼ犯人と主人公の2人のやり取りを見るスケールの小さな話に。やっぱりサスペンスは黒幕が出ないと締まらないなぁ…。
昔、公衆電話で『電話を切ったら殺す』と犯人から脅される『フォーン・ブース』という作品があったことを思い出しました。こちらはかなり面白かったです笑
3、もう少しエピソードが欲しかった
別の事件から犯人を追う、女性警官のエピソードも同時進行で描かれます。どちらかというと彼女のエピソードのほうが面白く、悪役との車中ファイトはかなりのインパクト!!ここが最も興奮しましたw
しかしこの題材で2時間持たせるなら、もう少し引っ張れるようなエピソードがないと辛いです。逆に90分ほどならサックリ見れたかもしれません。
行き当たりばったり?でドキドキするようなプチイベントは出てくるのものの、心の底からハラハラドキドキするようなシーンはありませんでした…。
作品全体的に見ても大味で、話がとっちらかった印象も否めず…。ストーリーの都合上、まぁまぁの死人が出ても放置でいくのは仕方ないのでしょうが、本作の場合はなんだか雑に感じてしまいw
こう見てみると、ほぼ愚痴しか言っていないレビュー。…いや、そこそこ?楽しめたんですけどね…。コレ系の作品って後に何も残らないし、書くことほんとないんですよねw
犯人役のジェイソン・ベイトマンは、昔からそこそこ色々な作品に出演しているし、私もそこそこ見ているのに?顔がまったく覚えられない…(・ω・)
イーサンはラストでヘタレからデキる男になった…はずなのですが?事件が解決し一件落着しても、ヘタレのイメージは特に払拭されずw もっとスカッとすると思ったなぁ!?
タロン・エガートンは、走ってる姿含めて『困ってるT-1000』にしか見えず。ヘアスタイルとか、絶対寄せにいってる…。
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