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【食人族 4Kリマスター無修正完全版】グロシーンタイムテーブル付き【ネタバレ】

学生の頃からレンタル屋でパッケージを手に取り、棚に戻すこと数十回。苦節30年にして?ようやくこの作品を見る時がやってきました。この作品に関しては(マジで)見ることないと思っていたのですが…。まさかのU-NEXTの見放題にきた日にゃあ、それはもう『押すなよ押すなよ』ってことですよね(・ω・)

作品データ

【製作年度】1980年
【製作国】イタリア
【上映時間】108分
【監督】ルッジェロ・デオダート
【キャスト】ロバート・カーマン、
フランチェスカ・チアルディ ほか
【鑑賞方法】U-NEXT
(鑑賞時にご確認ください)

あらすじ

ドキュメンタリー撮影のため南米アマゾン奥地の「グリーン・インフェルノ」と呼ばれる秘境を探索していたアメリカ人男女4人組が消息を絶った。現地へ向かった救助隊は未開のジャングル奥地で食人族の村にたどりつき、白骨化した遺体を発見。持ち帰った撮影済みフィルムを確認すると、そこには想像を絶する地獄絵図が記録されていた。(映画.comより)

年齢制限は?

もちろんR18指定なので、18歳以下の方はご覧になることができません。…が、18歳以上の大半の方もご覧にならないほうが良いかと思われます。(※動物のシーンが本物なので)

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※配信情報は記事作成時のものです。
鑑賞時にU-NEXTサイトでご確認ください。

レビュー ( 2025・02・14 )

1、ピッツァとパスタの国なのに

食人族
(C)F.D.Cinematografica S.r.l.1980

これぞファウンド・フッテージものの原点であり、このテの作品の中では頂点なのではと言われる本作。

ファウンドフッテージとは、第三者によって発見された未編集の映像の意(wikipediaより)で、要するにこんなヤバいビデオが見つかったから、みんなで見ようねという趣旨の作品です。

世界中で物議を醸した本作

その情け容赦ない残酷描写から世界各国で上映禁止やフィルム没収、ビデオ発売中止騒動など物議を醸した一方、カルト的作品として語り継がれている一作。(映画.comより)

このタイトルからも内容は察するに余りありますが、人を食うお話です。
しかし改めて、今から40年以上も前にイタリアでこんな作品が作られたことに驚きです。イタリアなんてピッツァとパスタのイメージしかないですよ(・ω・)

昔、本作を見た知人が『とにかく、亀の解体シーンがヤバい…!あの中、仕切りみたいになってて…』と熱弁し始めたので話をさえぎりましたw 当時は絶対に見ない!と思ってましたし笑。

2、想像とはかなり違っていた…!

しかしいざ鑑賞してみると、見る前のイメージとはかなり違っていました…。

最も拍子抜け?だったのは、ジャケットの有名な串刺し女性。てっきりメンバーの女性がこのようにされるのだと思い込んでいました…(・ω・)

また、全編に渡りひたすらそんなシーンばかりで、ストーリーなんてあってないようなものだと思っていたら(すみません)決してそんなことはなく。ストーリーもしっかりあり、1本の映画として楽しめ?ました。

タイトルこそ『食人族』ですが、よく言われているように食人のパートよりも動物がアレコレされるシーンの方が圧倒的にキツいです。しかも、食人シーンというのはラストに少し?あるくらいで、これがメインの話ではなかったことも意外でした…。

なので動物のシーンさえ耐えられれば、日頃からまぁまぁの(ここ重要)ホラー映画を見ている人からしたらそこまでしんどいシーンはないのではと(あくまで主観です)。いわゆるヤバいシーンは後半に入ってからなので、前半は一度寝落ちしましたw

とはいえ、とりあえず内容の詳細を知りたい方は、次の章のグロシーンタイムテーブルをご覧ください。

『テリファー』が見られればイケる?

最近の作品で言うと『テリファー』の1作目と2作目あたりが鑑賞できたのならば『食人族』も見られるのではないかと…(※個人の判断でお願いします)

3、詳細なグロシーンタイムテーブル

これまでの私のように、気になるけれど本編は要らない or 見る前にどんなシーンがあるのか知っておきたいという方のために、グロシーンタイムテーブルを作ってみました(連続2回鑑賞した)。これでなんとなく話の流れは掴めるかと思います。

ざっくりあらすじ

ドキュメンタリー映画を撮影する若者グループ、男性3名+女性1名(うちカップル1組)が、アマゾンの『グリーン・インフェルノ』と呼ばれる秘境で消息を絶った。救助隊は白骨となった彼らを発見し、彼らが撮影したフィルムを回収。それを再生してみると…。

物語は前半40分までが救助隊のパート。それ以降が回収されたフィルムパートとなっています。

ちなみに、見たままを書いているつもりではありますが…?正直何のためにそんなことをしているのかよく分からなかったり、抜けていたり、解釈が間違っているかもしれません。※正しい情報をお求めの方はほかの方のレビューを参考になさって下さい…笑

グロシーンおしながき
  • 開始18分
    ジャコウネズミの解体(中サイズ)

    (やめてください…)

  • 20分
    姦通罪の女性へのお仕置き

    (紅はるかっぽい形の棒と、イガイガが付いた石?みたいのを入れられます…)

  • 32分
    部族が部族を襲う

    (すでに亡くなっている人のお腹ギコギコ、レ○プシーン)


    ⬇︎⬇︎ここから回収したフィルムパート⬇︎⬇︎

  • 53分〜56分
    ※カメの解体(大サイズ)最注意シーン

    (白子のフルー○セラピーみたいのがたっぷり…)

  • 58分
    ガイドが毒ヘビに噛まれたため膝下を切り落とす

    (一応その断面は映ります)

  • 1時間2分
    子猿の脳みそを食す

    (フルーツのフタを切るように頭部を切られます)

  • 1時間5分
    撮影グループが部族を銃で威嚇、彼らの子豚を撃ち殺す。彼らの家を燃やす

    (最低行為…)

  • 1時間14分
    立ったまま出産した女性が、その後暴行される

    (取り出された子供が土に埋められ?ます…)

  • 1時間18分
    撮影グループが部族の女性を集団レ○プ

    (グループ内にはカップルもいるのに…)

  • 1時間21分
    串刺し女性、発見

    (ジャケットのシーン。こうなるまでの過程はありません)

  • 1時間24分
    撮影グループ男性①がやられる

    (殺害された後に?局部を切断。最終的には彼自身食されます)

  • 1時間28分
    撮影グループ女性①がやられる

    (男性部族にヤラれたあとに、女性部族に殺られます。食されシーンなし)

  • その直後
    撮影グループ男性②の血まみれの顔がドアップでカメラに映し出される

    (絶命したとわかります)

  • エンディング

4、意外と『紛れる』その映像

タイムテーブルで文字にしてみたら…いや、普通にヤバいですねコレ(・ω・)
むしろ、映像よりも文字起こしのほうがヤバいことに気がつきました。

と言うのも、これが意外にも?本当にヤバいシーンというのはカメラは結構ブレブレで、フィルムが傷んでいる(設定のため)白いノイズが入ったり、乱れたりもします。また、主人公たちがこっそりカメラを回しているので、引きの画面もあったりします。

なので、実のところかなり『紛れる』親切仕様にはなっているんですよね(主観です)。

メンバーが首を落とされるシーンも、画面が切り替わると『落とされている』状態なので、その過程は映されません。

カメラが固定のままじっくりギコギコ映すようなシーンは、1ヶ所くらい?だったでしょうか…。(開始32分のシーンです)

本当に無修正だった…

いや、タイトルに無修正ってあるからそうに決まってるのですが、本当〜に!男女ともに”すべて”が映るので、途中から感覚がバグってきました。しかもデジタルリマスターなので映像も不必要にキレイで、本作に関してはデジタルにリマスターする必要があったのか…(・ω・)

5、食人シーンは意外にも少ない

タイムテーブルを見てもわかるように、メンバー4人中、いわゆるハッキリとした損壊&食されシーンがあるのはただ1人。女性の殺害シーンはありますが、残りの2人に関しては描かれません。

とはいえ男性①のシーンは、内臓や皮を剥ぐシーンなどもかなりしっかりと映り、またその質感や構造などはあまりにリアルで驚きました!

40年も前にこのクオリティは凄いです。正直、現在のホラー映画だとしても良く出来ているなぁと思うレベルで、これは当時の人たちが信じたとしても、全く不思議はありません!

女性①は部族の女性たちに棒で殴られるのですが、浦島太郎のカメのシーンっぽい雰囲気で、本気ではなさそう?です。

謎の効果音

男性①と女性①の殺害シーンでは、♪ポーンポーン、プゥ〜ンという謎の効果音が。また、ちょいちょい、ちょっとええ感じの音楽が流れたりするギャップ。

ただ、カメはやはりキツかった…

食人族
想像以上にデカいです…(嗚咽)
(C)F.D.Cinematografica S.r.l.1980

本作を見た方のほとんどが、最もキツいというカメのシーン。紛れもなく、ここが本作のハイライトかと…。

頭を落とされても脚をパタパタしていたのが忘れられない…(;ω;)ただ、知人から聞いていたような仕切り?はあまり確認出来ず…。

プルプルとした、白子のフルー○セラピーのようなものがとにかくたくさん入っていました…。ここで詳細を書くのはやめておきます…。

ただこれはあくまで、食すための行為なので?生き物を食すことの意味の大切さを、改めて考えさせられました…(ここで?)

6、最低な主人公たちは製作陣の優しさ

とにかく撮影グループの行動が卑劣で最低なので(女性はまだマシではありましたが…)食人族野蛮だなぁとか、まったく思わなかったです。むしろ『食人族』などという言い方すら失礼かと。

彼らが部族におこなった仕打ちがそのまま返ってきただけなので、見る者に同情の余地を与えなかったのが唯一の救いだったかと。

またフィルムを見ている教授たちの様子がたまにインサートされるのですが、これが、まさに見ている私たちの心情を代弁。お互いに顔を見合わせ、ため息をつきながら『ヤレヤレ…』みたいな表情をするのがシュールw

そしてすべての映像を見終えると一言『…フィルムをすべて焼いてくれ』
外に出た教授も、パイプをふかしながら『食人族は誰なんだ…』

シニカルなエンディングは良かったです笑。それこそ善良なメンバーたちが、ただただ部族から非道な仕打ちを受ける話なんて、しんどくて見てられないです…(;ω;)ここは製作スタッフの優しさと受け取りました。

…が、イーライ・ロス監督がリメイクした『グリーン・インフェルノ』はかなりキツかった…笑

リメイク版のほうが精神的にキツい…

グリーン・インフェルノ

『食人族』のリメイクである『グリーン・インフェルノ』のほうが、精神的にはかなりキツかったです…。というのも、こちらは主人公たちのキャラクターの掘り下げがされているので、彼らに感情移入させる仕様になっているんですよね…。さすがに映像とドラマも含めると、リメイク版に軍配が。

余談ですが『ジョン・ウィック』の試写会に行ったときに、なぜか『グリーン・インフェルノ』の予告が流れ、場内がなんとも言えない空気に…。試写会って年配の方が多いですし、ましてや『ジョン・ウィック』を見る層が見る作品じゃあないだろw

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