
恋愛映画といえばキラキラ・感動・ハッピーエンド…そんなイメージありますよね?でも今回はその逆…。
約4000本の映画を観てきたホラー好きブロガーが、バッドエンドやどんでん返しが待ち受ける、“純愛なのに地獄”な鬱ラブストーリーだけを集めました。
泣けるのに苦しくて、時にちょっとイラッとする…でもなぜか観たくなる(?)そんな“心えぐられたい人限定”です。
恋愛ものに関しては、似た設定でも洋画より邦画のほうが圧倒的に生々しくてしんどいのも特徴で、R15・R18級の描写が多いのも正直びっくり…笑
有名作からあまり語られない問題作まで…もちろん“ただ鬱なだけ”ではなく、物語としての魅力がある作品だけを選んでいます。
※紹介作品の多くはU-NEXT見放題ですが、どうしても外せなかった未配信の作品も含まれています。
作品ごとに「完成度・ラブ度」など4指標をつけています。あくまで私自身の主観ではありますが、比較の目安にどうぞ。
この記事で紹介している作品の配信状況は、記事作成時のものになります。鑑賞時にご確認ください。
ドラマ編とスリラー編はこちら。


♦︎ 洋画 ♦︎
【ブルーバレンタイン】(2010)

【あらすじ】
仕事が芳しくないディーンと、長年の勉強の末に資格を取り、病院で忙しく働くシンディの夫婦は、娘のフランキーと3人暮らし。2人はお互いに相手に不満を抱えていたが、それを口に出せば平和な日常が崩れてしまうことを恐れていた…。(映画.comより)
【キーワード】R15
#倦怠期 #大人描写 #現在と回想
完成度 ★★★★★★★★☆☆
ラブ度 ★★★★★★★★☆☆
ウツ ★★★★★★★★☆☆
切なさ ★★★★★★★★☆☆
- 倦怠期でボロボロになった現在と、2人が恋に落ちた最も幸せな過去を交互に描く。幸福と破綻の落差が進むほどキツい。
- 「付き合っていた頃はあんなに幸せだったのに…」という現実を容赦なく突きつけ、恋の始まりと終わりを知る人ほど地味に刺さる。
- 結婚生活のしんどさをここまで生々しく見せられると、カップル鑑賞はやや危険。観終わったあと妙な空気になっても責任は取れません。笑
- ミシェル・ウィリアムズは増量、ライアン・ゴズリングは頭髪まで抜いて挑戦。役作りの本気度も含めて、2人の疲弊がやたらリアル。
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【レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで】(2008)

【あらすじ】
郊外で“理想の夫婦”として暮らすフランクとエイプリル。しかし平穏に見える生活の裏で、2人は満たされない日常と将来への焦燥に押しつぶされ、いつしか埋められない深い溝へと落ち込んでいく─。
【キーワード】
#倦怠期 #理想と現実 #閉塞感
完成度 ★★★★★★★★☆☆
ラブ度 ★★★★★★☆☆☆☆
破綻 ★★★★★★★★★☆
衝撃 ★★★★★★★★★☆
- ディカプリオとケイトが11年ぶりに夫婦役で共演し、愛が救いになるどころか真逆の方向に落ちていく“裏タイタニック”のような作品。
- ケイトが脚本に惚れ込み「これはレオとやるべき」と自ら声をかけ、家族ぐるみで距離を縮めながら撮影したと言われている。
- 外から見れば完璧なのに、内側ではもう取り返しがつかないほど気持ちがすれ違っていく感じが、地味に心をえぐってくる。
- 小さな不満が積み重なって空気がどんどん重くなり、ラストには言葉を失うレベルの鬱が一気に押し寄せる。
【ベティ・ブルー】(1986)

【あらすじ】
海辺のバンガローで暮らす35歳の青年ゾルグは、セクシーな美少女ベティと出会い、瞬く間に恋に落ちる。一緒に暮らしはじめた2人は激しい愛欲の日々を送るが、情熱的すぎるベティの愛情表現は次第にエスカレートしていき…。(映画.comより)
♦︎本作には、121分の『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』と、未公開シーンを復元した185分の『ベティ・ブルー/インテグラル 完全版』の2種類が存在。
【キーワード】R18
#メンヘラ女子 #大人描写 #狂気
完成度 ★★★★★★★★★☆
ラブ度 ★★★★★★★★★☆
ウツ ★★★★★★★★★★
メンヘラ ★★★★★★★★★★
- 映画好きでなくてもポスターは見たことがある方も多いのでは?…しかしその実態は、恋愛ウツ映画の代名詞ともいえる強烈な愛憎劇。
- 40年近く前とは思えない、“メンヘラ女子の元祖”級の破壊力。愛おしさと危うさが同居し、次に何をするか読めない怖さが続く。
- 刺激の強さだけで押す作品ではなく、物語の深さと独自性も高く評価。アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた異色作。
- ベティ役ベアトリス・ダルの野性的な魅力が圧倒的。後年の『屋敷女』でも強烈な存在感を放つ、唯一無二の女優です。
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【アデル、ブルーは熱い色】(2013)

【あらすじ】
文学を愛する高校生アデルは、青い髪をした美大生エマと運命的に惹かれ合い、互いに深く愛し合うようになる。しかし、人生の選択や価値観の違いが少しずつ2人を遠ざけ、愛は静かにすれ違っていき……。
【キーワード】R18
#LGBT #大人描写 #破滅
完成度 ★★★★★★★★☆☆
ラブ度 ★★★★★★★★☆☆
依存 ★★★★★★★★★☆
喪失 ★★★★★★★★★☆
- スピルバーグ監督が審査委員長を務めたカンヌで、史上異例の“監督+主演2人”にパルムドールが贈られた衝撃作。
- R18指定となった過激なベッドシーンも大きな話題を呼び、後に主演女優たちが「必要以上に繰り返し演じさせられた」と撮影の苛酷さを語った。
- アデルがエマにのめり込んでいく過程が本当に生々しく「恋に落ちる破壊力」と、好きが強すぎて自分を見失っていく姿が、痛いほどリアル。
- 恋愛だけでなく嫉妬や承認欲求まで全部むき出しになるため、男女より生々しく刺さり、感情のぶつかり方がさらにしんどい…。
【ハングリー・ハーツ】(2016)

【あらすじ】
ニューヨークで出会い、恋に落ち、そして結婚した2人。ほどなくして子どもも授かり、幸せな日々が続くはずだったが、妻は結婚を機に少しずつ外の世界に対して過剰な敵意と恐怖心を抱くようになっていく。夫はなんとかして愛する妻と子を守ろうとするが…。(映画.comより)
【キーワード】
#夫婦 #子育て #身近な恐怖
完成度 ★★★★★★★☆☆☆
ラブ度 ★★★★★★☆☆☆☆
恐怖 ★★★★★★★★★☆
やるせなさ ★★★★★★★★★☆
- ここで紹介する作品の中でも、日常の中で起こり得たとしたら最も恐ろしく、特に子育て経験のある人ほど胸に刺さる。
- 冒頭の恋愛映画のような雰囲気から一転、想像を絶する地獄へ落ちていく展開はホラーそのもの。また妻役の女優は、監督の実の妻でもある。
- 妻は子どもを守りたい一心で行動しており、悪意がないからこそ歯止めが効かなくなる“盲信っぷり”があまりにしんどい…。
- 妻を愛しつつ、同時に子どもの安全も守りたい…という揺れ動く夫を演じたアダム・ドライバーの真摯な演技が胸に響く。
【つぐない】(2007)

【あらすじ】
小説家を夢見る多感な13歳の少女が、無垢なるゆえに犯した一つの過ちによって引き裂かれてしまった愛する一組の男女が辿る過酷な運命の行方と、自らの罪を一生をかけてあがなおうと決意した少女の贖罪の人生が力強いタッチで描かれていく。(allcinemaより)
【キーワード】PG12
#アカデミー賞 #嘘 #贖罪
完成度 ★★★★★★★★☆☆
ラブ度 ★★★★★★★★☆☆
胸くそ ★★★★★★★★★☆
切なさ ★★★★★★★★★★
- 作品としての完成度は非常に高く、アカデミー賞では7部門にノミネート。助演女優賞候補のシアーシャ・ローナンは当時わずか13歳。
- たった1つの証言をきっかけに、若い男女の人生が大きく狂っていくー。恋愛映画から戦争映画へと広がる壮大な悲劇が描かれる。
- タイトルの「つぐない」が意味するものは、物語の終盤でようやく明らかに。罪、後悔、創作による救済までを問いかける重厚な物語。
- 私がどうしても引っかかったのは、終盤で明かされる“贖い”の形。果たしてそれで償ったことになるのか…かなりモヤモヤ。
- ▶︎アマプラは30日間の初回無料トライアルがありますが、本作は課金です。
【シシリアン・ゴースト・ストーリー】(2017)

【あらすじ】
1993年にイタリアのシチリア島で実際に起きた誘拐事件をモチーフに、少年少女の美しくも切ない恋の行方を幻想的につづったラブストーリー。(映画.comより)
【キーワード】R15
#実在の事件 #淡い恋 #幻想
完成度 ★★★★★★★☆☆☆
ラブ度 ★★★★★★☆☆☆☆
ウツ ★★★★★★★★☆☆
残酷 ★★★★★★★★★☆
- 想いを確かめ合った13歳のルナとジュゼッペだが、直後に少年が失踪。不自然に口を閉ざす大人たちを疑い、少女はたった1人で真相を追う。
- 幻想的なジャケットから美しい青春映画を想像すると、待っているのは、実話とは思いたくないほど残酷で救いのない現実…。
- R15指定なのも納得。露悪的な残酷描写で攻めるというより、少年に降りかかる運命そのものがあまりに非情で、後味まで容赦なく重い。
- ラブストーリーとして紹介されることもあるものの、甘い恋愛要素はかなり薄め。むしろ恋心を軸にした、喪失と執念の実話サスペンスに近い。
♦︎ 邦画 ♦︎
【彼女がその名を知らない鳥たち】(2017)

【あらすじ】
15歳上の陣治と暮らす十和子は、かつての恋人・黒崎を忘れられず、彼に似た既婚男性・水島と関係を持っていた。そんなある日、刑事から黒崎の失踪を聞かされた十和子は、異様なまでに自分へ執着する陣治に疑念を抱き、その影が水島にも迫るのではないかと恐れ始める─。
【キーワード】R15
#ミステリー #大人描写 #無償の愛
完成度 ★★★★★★★★★☆
ラブ度 ★★★★★★★☆☆☆
衝撃 ★★★★★★★★★☆
やるせなさ ★★★★★★★★★★
- 恋愛・ミステリー・人間ドラマが絶妙に混ざり合った作品で、ダメな女と執着深い男の歪んだ関係が、じわじわと“本当の悪夢”へ転がり落ちていく。
- 十和子のだらしなさと依存体質、陣治の献身と執着が、互いには全く噛み合っていないのに“離れられない関係性”が皮肉的。
- 原作に惚れ込んだ蒼井優は、十和子役を演じるために“嫌われる覚悟”を決めたとも。一方の阿部サダヲは役づくりのために10キロ以上も増量。
- 物語が進むほど、何気ない行動の裏に隠れていた“本当の想い”が浮かび上がり、真相が明かされると切なさ・後悔・赦しの全てが一気に押し寄せる。
【さよなら渓谷】(2013)

【あらすじ】
幼女殺害事件の犯人とその妻として暮らす男女の歪んだ関係を追ううちに、2人の過去と“赦しでは説明できない愛”の真相が明らかになっていく。
【キーワード】R15
#”夫婦”の秘密 #共依存 #過去
完成度 ★★★★★★★★☆☆
ラブ度 ★★★★★★★☆☆☆
ウツ ★★★★★★★★★☆
切なさ ★★★★★★★★☆☆
- 『マザー』の大森立嗣監督作で、近所で起きた幼児殺害事件をきっかけに疑惑を向けられた男と、その妻が抱える衝撃的な秘密が、記者によって明らかになっていく。
- センセーショナルな設定ながら物語は決して安直ではなく、過去を抱えた2人の関係が、究極の純愛のようにも見える危ういバランスで描かれている。
- 記者のある質問に対して“夫”が目を見開く瞬間は、恍惚にも似た感情に包まれ、忘れがたい余韻を残す名シーン。
- 話題となった激しいベッドシーンも、言葉にできない2人の関係を確かめ合うための、唯一の“暗黙の確認”として物語に深く組み込まれている。
【宮本から君へ】(2019)

【あらすじ】
不器用で正義感の強い宮本は、出会った靖子に惹かれて交際を始める。だが靖子の元恋人が現れ暴力を振るったことで、宮本は「俺が守る」と誓う。しかしその選択が、二人を想像以上の過酷な現実へ導いていく─。
【キーワード】R15
#暴力描写 #大人描写 #メンタル要注意
完成度 ★★★★★★★★★☆
ラブ度 ★★★★★★★★★☆
熱量 ★★★★★★★★★★
メンタル ★★★★★★★★★★
- 新井英樹の漫画が原作で、2018年のテレビドラマ版(1話30分の深夜放送)を経て、2019年に劇場版として公開。
- 後味最悪ではないものの、本作には、暴力的・性的に過酷な描写が含まれ、強い精神的ショックを受ける可能性が…。
- ただし、池松壮亮演じる主人公のキャラクターと、良くも悪くも圧倒的パワーと怒涛の描写は邦画界のなかでも唯一無二で、カタルシスも(あるには)あります。
- …蒼井優って、本当に!とんでもない女優さんなんだな…と再認識(・ω・)そして鬱作品の出演も多いです。
【わたし達はおとな】(2022)

【あらすじ】
大学生カップルを主人公に、予期せぬ妊娠をきっかけに2人の間の溝の深さが次第に露わとなっていくさまが、等身大の日常の積み重ねでリアルに描かれていく。(allcinemaより)
【キーワード】PG12
#大学生の妊娠 #喧嘩 #生々しさ
完成度 ★★★★★★★☆☆☆
ラブ度 ★★★★★★☆☆☆☆
ウツ ★★★★★★★★☆☆
共感 ★★★★★★★★☆☆
- 『ブルーバレンタイン』同様、恋が最も輝いていた過去と、完全に冷え切った現在を交互に映し、関係が壊れていく過程を容赦なく見せる。
- ただしこの2人の場合は、幸せだった時間は驚くほど短い。救いも爽快感もほぼなく、恋愛のしんどい現実だけを延々と浴びせてくる。
- 生々しすぎる喧嘩シーンは最大の見どころで、『ナミビアの砂漠』の修羅場には笑える瞬間もありますが、本作は終始まったく笑えない。
- 木竜麻生は、おっとりした喋り方から豹変する感じもリアルで良かった。藤原季節は、謎のヘルメット風ヘアスタイル多し…(・ω・)
【ひらいて】(2021)

【あらすじ】
秘かに片思いをしていた相手に好きな人がいると知ってしまった女子高生が、周囲も自分も傷つけながら繰り広げる衝動の行方を描く。(allcinemaより)
【キーワード】PG12
#高校生 #LGBT #メンヘラ女子
完成度 ★★★★★★★☆☆☆
ラブ度 ★★★★★★☆☆☆☆
サイコ ★★★★★★★★★☆
メンヘラ ★★★★★★★★★☆
- 若手中心の邦画をほぼ見ない私でも、『ミスミソウ』以降ずっと信頼している山田杏奈。今回も危うさと狂気を完璧に背負って登場…。
- ジャケットは爽やかな青春映画風。しかし中身は恋愛でも青春でも終わらず、嫉妬と執着が暴走する、ほぼサイコスリラー。
- 忘れられないのがラストの一言。あの台詞をどう受け取るかで印象が一変し、その後まで妄想させられる結末。
- 山田杏奈はもちろん、芋生悠の儚さと芯の強さも抜群。2人とも身体を張った演技で、危うい関係性を生々しく体現。
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【猿楽町で会いましょう】(2019)

【あらすじ】
鳴かず飛ばずの写真家・小山田と読者モデルのユカ。2人は次第に距離を縮めていくが、ユカは小山田に体を許そうとはしなかった。そんな中、小山田が撮影した彼女の写真が2人の運命を大きく変えることになる。(映画.comより)
【キーワード】R15
#痛々しい #ドロ沼 #大人描写
完成度 ★★★★★★★☆☆☆
ラブ度 ★★★★★★★☆☆☆
ウツ ★★★★★★★☆☆☆
胸くそ ★★★★★★★★★☆
- 見る前とのギャップが大きい1本で、このタイトルと下北エモい系ジャケットから想像するような作品ではまったく!ありません…笑
- 同じ出来事を、前半→男性視点、後半→女性視点という2部構成になっており、前半のさまざまな違和感が後半で回収される構造。
- カップルのやり取りのあまりの生々しさにこちらも精神が削られていき、鑑賞後の疲弊度は恋愛映画を見たとは思えないほど…。
- 童顔で可愛らしい石川瑠華から放たれるエネルギーと存在感は凄まじく、「本当にこんな女性なのでは…」という強烈なイメージが。
【手】(2022)

【あらすじ】
中年男性の写真を撮ってはコレクションするのが趣味のさわ子は、これまで付き合ってきた男性も年上ばかり。それなのに、なぜか父親とはうまく話せず、ぎくしゃくとした関係が続いていた。そんな彼女が、同年代の同僚・森との距離が縮まっていくにつれて、次第に心境に変化が訪れる。(映画.comより)
【キーワード】R18
#職場の同僚 #ドロ沼 #大人描写
完成度 ★★★★★★★★☆☆
ラブ度 ★★★★★★★★★☆
胸くそ ★★★★★★★★☆☆
共感 ★★★★★★★★★☆
- ロマンポルノ50周年記念として作られた作品で、監督は『ちょっと思い出しただけ』の松居大悟。とは言え、女性にこそ刺さるリアルな物語。
- R18なのでそれなりの描写もありますが、本作に関しては、だからこそ深みのある物語になったし、むしろ必要だったと思える。
- 男女のあまりに”等身大”なやり取りは、まるで覗き見しているような背徳感と、人ごととは思えないような気恥ずかしさが…。
- 『猿楽町で会いましょう』にも出演している金子大地が、本作でも登場。『ナミビアの砂漠』といいカップル鬱作品が多い…笑
- ▶︎アマプラは30日間の初回無料トライアルがありますが、本作は課金です。
♦︎ 恋愛 × どんでん返しの異色作 ♦︎
一見すると王道の恋愛映画……しかし、ラストにかけて明らかになる仕掛けによって、印象が一変する異色作を2本ご紹介!
鬱映画とはやや異なりますが、「恋愛の見え方がひっくり返る」という意味で後味の残る作品です。
【愛してる、愛してない…】(2002)

【あらすじ】
恋に落ちた女性の視点から描かれる、ひとつの純愛が、次第に“違和感”を帯びていく心理サスペンス。
【キーワード】
#2部構成 #純愛 #不穏
ウツ度 ★★★★★★☆☆☆☆
切なさ ★★★★★★★★☆☆
違和感 ★★★★★★★★★☆
- オドレイ・トトゥが『アメリ』の翌年に出演した、隠れた恋愛どんでん返しの良作。同タイトルの韓国映画とはまったく別物なのでご注意を。
- 前半はありがちな恋愛ものっぽく始まるのですが、後半でジャンルごとひっくり返る構造が見事で、序盤の小さな違和感がしっかり効いてくるのが気持ちいい。
- 約90分でサクッと見られるのにラストにはしっかりブラックな余韻まで用意されていて、不穏系が好きな人にはかなり刺さるタイプの1本。
- ▶︎サブスク配信なし→TSUTAYA DISCASでレンタル◎
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【イニシエーション・ラブ】(2015)

【あらすじ】
不器用な大学生の恋と成長を描く青春ラブストーリーが、ある仕掛けによってまったく違う顔を見せ始める物語。
【キーワード】
#2部構成 #80年代ノスタルジー #視点トリック
ウツ度 ★★★★★☆☆☆☆☆
切なさ ★★★★★★★☆☆☆
驚き ★★★★★★★★★☆
- 当時話題になり、あの“映像化不可能”と言われた原作を、前田敦子 × 松田翔太の人気キャストで映画化。
- 一見ただの恋愛映画と見せかせての巧みな構造が凄い。観終わったあと、秒で最初から確認すること必至。笑
- 80年代の空気感がしっかり再現されていて、ファッションや音楽含めてレトロな雰囲気を楽しみながら観られるのもポイント。
- 2度目に見ると、この構造を成立させるために細かい演出やカット割りが仕込まれていることが素人目にもわかります。



