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【飯沼一家に謝罪します】真の謝罪を受けるべきは誰なのか…【ネタバレ考察】

このテのモキュメンタリーはいくつか見てきましたが、TXQ FICTIONシリーズは、見る者に対する匂わせ加減と余韻がとてもスマートです。また『幸せ家族王』の絶妙なダサさもたまりませんでしたw そういった私的なへきも交えながらレビューしています。今回は記事が長いので、ネタバレと結末だけが知りたい方は、最後の章である『物語の真髄は明正ではない…』まで読み飛ばしてください。

作品データ

【製作年度】2024年
【製作国】日本
【上映時間】92分(23分 × 4話)
【演出】大森時生、寺内康太郎、
近藤亮太
【キャスト】直井忠道、外海多伽子、
安村のりひさ ほか
【鑑賞方法】U-NEXT
(鑑賞時にご確認ください)

解説・あらすじ

2004年5月の深夜、スーツ姿の高齢男性が謝罪する『飯沼一家に謝罪します』という奇妙な30分番組が放送された。物語は、都市伝説と化したこの番組の謎と真相に迫っていく…。『イシナガキクエを探しています』に続き、TXQ FICTION第2段に当たるモキュメンタリー。

年齢制限は?

おそらくなさそうです。

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U-NEXT

※配信情報は記事作成時のものです。
鑑賞時にU-NEXTサイトでご確認ください。

TXQ FICTIONはクオリティが高い

近年、流行りに流行っているフェイクドキュメンタリー。モキュメンタリーと言ったりもしますが、あたかも本物のドキュメンタリーのように撮ったフェイクのドキュメンタリーのことです。

ここ最近話題になっているテレビシリーズのモキュメンタリーで、私が鑑賞した作品はというと…

  • 『Aマッソのがんばれ奥様ッソ!』
  • 『このテープもってないですか?』
  • 祓除ふつじょ
  • 『イシナガキクエを探しています』

この中ではやはり、TXQ FICTIONシリーズの『イシナガキクエを探しています』と『飯沼一家に謝罪します』がかなりクオリティが高く、面白かったです。

TXQ FICTIONのロゴのこだわり

TXQ FICTIONのロゴが出る時に流れる、なんとも言えないメロディと、最後にロゴが『揃わんのかい!』という不穏さも良いです。

モキュメンタリーとしてのクオリティ

モキュメンタリーって、ストーリー構成はもちろんですが、『自然』を作り込むところを見る楽しさもありますよね。画面の中にさりげなく映り込むインテリアや小物なども、そういうつもりで見ているので、もう序盤からニヤニヤが止まりませんでした。

こういうのって、演じる役者さんたちにはきっちりとした台詞が与えられているものなのでしょうか?
皆それぞれが、台詞というよりも『自分の言葉とトーンでしゃべっている』感じなんですよね!?多少の間違った言い回しもそのままなのが本当にリアルで、誰のしゃべりを見ても、こんなの演技ではないです(断言)。

本作には、先日レビューした『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の近藤亮太監督が携わっており、スタッフ役としてチラッと映ったりもします。

現在『飯沼一家に謝罪します』『Aマッソのがんばれ奥様ッソ!』『このテープもってないですか?』『祓除ふつじょ』『イシナガキクエを探しています』の5作品は、U-NEXTで鑑賞することができます。(※鑑賞時にご確認ください)

第1話(23分)

1話のあらすじ

2004年に放送された『飯沼一家に謝罪します』

2004年5月深夜2時。
自宅のリビングらしき場所に立ち、スーツ姿の高齢男性が『飯沼一家に謝罪します』と頭を下げる、奇妙な30分番組が放送された。男性は矢代やしろ誠太郎といい、かつて大学で民俗学を研究している教授だった。

『ある番組に出演することとなった飯沼さんから依頼され、運気を上げるための儀式をした。まずはその番組を見てほしい』とVHSを取り出す。

1999年に放送された『幸せ家族王』

1999年に放送された『幸せ家族王』という番組に、父、母、兄、妹で構成される飯沼一家が出演。なんと4つのチャレンジを全てクリアし、100万円とハワイ旅行をゲットする。

番組に応募した動機は、飯沼家の父が経営する会社が経営不振に陥っており、資金繰りのためだった。

飯沼一家死亡、儀式の失敗

再び矢代の謝罪動画に戻る。
儀式の後に撮られた写真の飯沼一家の顔は、全員黒く歪んでおり明らかにおかしかったが、そのことを一家には伝えず…。

しかし、のちに飯沼一家が火事により亡くなったため、儀式が失敗したのだと確信幸運の代償として、大きな不運を呼ぶ儀式を行ってしまった、すべて自分の責任だと。

ところ変わって、白装束のような衣装に身を包んだ矢代が『49日の裁きを受けます』と言い、階段を上がって行くシーンで番組は終わっている。

2024年現在 当時の番組関係者に取材。

『飯沼一家に謝罪します』という番組は『池田IC食品』という単独スポンサーの強い意向で製作

当初は健康に関する情報番組の予定だったが、スポンサーの意向を踏まえ内容が変更。そして『池田IC食品』は、番組製作からわずか数年で廃業していた。

1話の感想

矢代氏の説得力がヤバい

家のリビングと思われる場所で撮られた矢代のVTRが、ソファなどではなくあえてスーツ姿でカーテンの前に立つという、生活感。

どこかから抜粋された矢代の紹介のVTRも、大学名だけがボカされていたり。学生たちと映っている写真では、1人の女子生徒が少しだけ教授の陰になってしまっていたりと、とにかくリアリティを追求。

この時点で始まってまだ1分ほどなのですが、心の中で『…よし!』という信頼感(・ω・)

『幸せ家族王』の絶妙なダサさがたまらない

番組司会者である、キング白田プリンセス大塚という男女。芸人なのかなんなのか、明らかにこの番組のためだけの装いとネーミングという設定までもがしっかりと伝わる、ディティールの細かさ。

地方のローカルチャンネルの1コーナーとも思えるような説得力が、もうたまりませんでしたw(この時点でまだ開始3分)

取材に応じる番組関係者たちのリアルさ

  • 男性宅を訪れると、インターホン越しの声がやたらデカいあるある。
  • カメラが来た時に一瞬『お!』みたいな顔をする素人特有のリアクション。
  • 現在は保険会社に勤務の男性は、公園のベンチでのインタビュー。おそらく昼休み中に抜けてもらったのかな?という設定が伺える。
  • 病床から寝たままの状態で取材に答える元編成局長。顔がアザなのか病気によるものなのか?色々と限界そうです(・ω・)番組のことは(当然ながら)ほぼ覚えていないのも、リアルで良い。

第2話(23分)

2話のあらすじ

運気を上げる儀式

現在矢代とは連絡がつかないため、かつて矢代の研究室に所属し、飯沼家と矢代を繋いだという人物に接触。

彼が学生時代にバイトをしていた和菓子屋さんで、パートをしていた飯沼夫人と知り合う。彼女が番組出演のために運気を上げたいということで、当時『悪い運気を防いで、良い運気を取り入れる研究』をしていた矢代を紹介。

当時の儀式のVTRが流れる。
矢代は家族全員に『自分の中にある悪い感情や不運を思い浮かべ、それを紙に書いて欲しい』と。矢代は鏡の中に、悪い気を閉じ込める。

長男は助かっていた

『幸せ家族王』の演出をしていた人物を訪ね、当時の飯沼家のオーディションの様子や、番組のVTRを見る。すると、人がいないはずの飯沼家の2階の窓に人影が。

そして、火事で一家全員が亡くなったと思われていたが、長男だけが助かっていたという事実を知る。

番組撮影時、飯沼家の父の弟が北海道でリンゴ農家をしていたので、その住所へ行って聞き込みをするスタッフ。すると、長男・明正が叔父(父の弟)の養子になっていたことが判明するが、叔父はすでに他界。

現在は、妻と息子と3人で北海道で暮らしていた明正。

明正に矢代の儀式のことを伝えると『父は借金苦で心中しようとしたので、儀式の失敗では無い』と。

2話の感想

応援メッセージ

番組出演時に流れる、飯沼家への応援メッセージ。父の弟や母親の仕事仲間などが出るのですが、これまたちょっと目線が泳いでしまったりという素人さ。ただこのとき、お兄ちゃんに対する応援コメントはないんだな?とは思ったんですよね。

現在の長男・明正

子供の頃はとても利発でカッコ良いお兄ちゃんだった明正くんの現在の姿に、違和感が…。え、これが?というほど、なんだか暗い感じで面影もなく…。

また明正の、ふにゃふにゃした感じの話し方や、スタッフの話の趣旨がわかっているようなわかっていないような、痒いところに手が届かない感じ…。あ〜いるよなぁこういう人…という。

ただ彼に関しては、自分以外の家族が亡くなってしまったことを思えば、ショックのあまりこのような変化が生じたのかな、ともとれましたが…。

第3話(23分)

3話のあらすじ

『…これは明正ではない』

ハワイ旅行へ行った家族には、旅行の映像を送ってもらうことになっていた。しかし、番組宛に飯沼一家から送られてきたのは、家族が無言でトンネルや吊り橋を歩いたりと、不気味なものだった。

またその映像には、飯沼家の家の中で撮った映像も。一瞬映り込んだ、階段を上がる人物の風貌が、飯沼家の誰にも該当せず、一体誰なのか(!?)

ここで、明正と連絡が繋がらなくなる。
当時の飯沼家の近所で家族について聞き込みをし、明正の同級生という人物に『幸せ家族王』を見せると、一言。
これは明正ではない』と衝撃の証言。

まさかの『替え玉』だった

さらに聞き込みを続けると、当時飯沼家で働いていたという従業員に接触。
『息子(明正)は引きこもりで気性が激しかったので、両親は悩んでいた。同じ年代の元気な男の子が、代役として番組に出演した』

当時働いていた社員の甥っ子である『岸本良樹』くんに白羽の矢が立ったとのこと。現在の彼に会いに行くため、スタッフは徳島へ。ここで、近藤亮太監督もチラッと映っています。

『飯沼一家に謝罪します』が作られた経緯

出迎えてくれた良樹の母親は、白髪を綺麗にまとめた、上品でキレイな女性。

『(良樹は)東京へ行きたいって言ってて元気だったのに、家に帰って元気が無くなって引きこもるように…。そのうち喋らなくなり、動かなくなり…病院でも原因が分からない』と。

しかし母親の知り合いが『儀式』のことを突き止め、矢代本人に『儀式のせいなのでは?』と聞くと、認めた。

そこで彼女は『公の場で謝ってほしい』と。
東京の知人に食品会社を立ち上げてもらい『飯沼一家に謝罪します』は製作されたのだった。

3話の感想

街の人のインタビュー

居酒屋の店主に聞き込みをすると、当時飯沼家で働いていたという永沼さんに電話をかけてくれ、店へ来てもらうことに。
永沼さんが店主に『よく(ここに)飲みにきたよね。面白い社長(飯沼・父のこと)だったよね』と切り出すも、店主の『ん、まぁまぁ、ねぇ…笑』とお互いなんだか気まずそう。ここでブイが切られて編集されるリアルさ。ワケありっぽそうw

替え玉・良樹の母親

良樹の母親はキレイな婦人で、一見感じが良い。しかし、時折見せる鋭い表情と、顔は笑顔ながらもその奥に怒りを秘めたような絶妙な話し方が見事。突然、無言になったり真顔になったりと、どこか感情も読みづらい。職場にいたら絶対怖いだろうなぁというタイプ…笑。

番組ができた経緯を、淡々と分かりやすく話してはくれるのですが、怒ってないのに怒ってるんですよね(・ω・)

第4話(23分)

4話のあらすじ

49日の裁き

良樹の母に現在の矢代のことを聞くと、どこか微笑みながら下を向いてずっと無言…。
それを察したスタッフは良樹の現状を聞くと『今は2階にいる』と。そして、良樹の部屋へと向かうために上がる階段が、矢代が49日の裁きをすると言って上がっていった階段だった…。

良樹の部屋へ入ると、真っ暗な部屋で寝たきりで顔は見れず…医療機器を付けているよう。もちろん話などできるわけもなく。

良樹の母が見せてくれた、良樹が飯沼家で映した写真は、顔が歪んだりとやはりおかしい。そして、明正が送ってくれたというりんごをスタッフに出してくれた。今も気にかけてくれている、と。

そして『矢代さんには、飯沼家を不幸にした後悔のために49日の裁きをやってもらった』。それは、矢代自身が考えた儀式だそう。

続いて『あれじゃあね、やっぱりダメみたいね…。中途半端な知識で、儀式なんてやっちゃいけないんですよ…』と。

事件の真相

飯沼家を映したVTRの2階の人物が、明正だったことが判明。前回、明正はそれを隠していた。

明正とようやく連絡が取れて、再び北海道の自宅へ。
彼は、ある包みを持って来ると、それをスタッフに託す。何重にも厳重に巻かれた布の中には、ハンディカメラが。それを開ける様子を見つめる明正の目が、どこか笑っているようにも見える。

映像には、父、母、妹の3人が真っ暗な部屋の中で、自身が出演した番組を棒立ちで見る後ろ姿が。カメラが別の部屋にパンすると、フラフープ大の輪っかが映っている。この輪は、以前良樹も『向こう側にいくために必要』と、作っていたものだった。

スタッフが明正に映像のことを聞くと、旅行へいったあとに家族の様子がおかしくなったと。

そして、ある写真を見せて『これは明正さんですよね?…オカルトにハマっていたんですか?』と聞くと、無言。『…りんごを送ってますよね?』無言。

ここで、良樹の家でスタッフが見た”ある紙”の映像がカットイン。それは、運気を上げる儀式で『自分の中にある悪い感情や不運を思い浮かべ、それを紙に書いて欲しい』と矢代に言われて、一家が書いたものだった。

そこには『お兄ちゃん』『明正』『明正』…
(この文字が結構見づらいです)

次の瞬間、エンドロールに入るので、…え(!?)と思ったら、それに被せるように『(…すぃません)』と小さく謝る明正。ここで物語は終わるー。

明正が黒幕で物語は解決…?

明正に関する2つの仮説

本作は、先日見た『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』ほどにヒントが与えられないというのではなく。おそらくこうなのだろうな?と、いくつかの仮説が立てられる匂わせ加減が絶妙です。

明正の『…(すぃません)』という、たった一言にすべてが集約。

見ているこちらは、一瞬、え?となってしまうのですが、しばらくすると『…これで完成形なんだ』と時間差で実感する、余韻の重み

もちろん、明正の口からこれ以上のことは語られないので、本当の真実というのは分かりません。
ただ、火事に関しては考えられることを2つ挙げるとすると…

火事は明正の呪いによるもの

チャレンジ番組の結果からしても、矢代の運気を上げる儀式そのものは成功したものと思われます。が、オカルトに傾倒していた明正が呪いをかけていたとすると、その影響により父親が病んでしまい、明正の証言通り父親が心中しようとして火事が起きた。

火事は明正本人によるもの

ラストの明正の供述シーンに被さるように、火の映像が使われているんですよね。となると火事は明正が起こした?とも。実際に彼だけは助かっていますしね。
また、良樹の現状が明正による儀式の影響なのだとしたら、矢代には何の責任もありません

物語の真髄は明正ではない…

最も怖い人物は誰か…

でも、ですね…。私は、この物語の真髄は明正ではないような気がするのです…。

明正は、うつ病であり精神を病んでいた。そんな時に家族全員から自分が『不運』であり、疎まれていたという事実を知る。家族に呪いをかけたくもなる動機が、まだ存在します。

彼の『ごめんなさい』という”証言”により後悔も見受けられ、ここで事件は解決したようにも思えますがー。

私が最も恐ろしいと思ったのは良樹の母親です。

衝撃の映像

彼女がスタッフを良樹の部屋に通した時に、ベッドに良樹が横たわる姿が映るのですが、『…やけに厚みがあるな?』とは思ったんですよね(かなり暗い映像です)

そして、矢代が『これから、49日の裁きをします』と言って上がっていった階段は、良樹の部屋へと上がる階段だったということを思い出し…え、まさか?…

気になって、後でその場面を何度か戻してみて見ると…良樹の手元が映る瞬間、もう1人の手も折り重なるように映っているんです(!)ギョッとして鳥肌が立ちました。

その映像はちょうど、良樹の母親が『あれじゃあね、やっぱりダメみたいね…。中途半端な知識で、儀式なんてやっちゃいけないんですよ…』と言っているシーンに被るように流れます。

最初この台詞は、運気を上げる儀式のことを指していると思ったのですが、これは矢代自身が考案したという『49日の裁き』のことだったのだと…。

49日の裁きの内容とは

良樹の下にいると思われる人物の手は、一部えぐられているようにも見え(!)生気は感じられず…。これが矢代だとすると、49日の裁きに失敗しこのような姿(すでに亡くなっている?)になったものと。

ここでは、49日の裁きの内容までは説明されません。
ただ、一般的に49日というと故人が亡くなってから49日目にされる供養の儀式を言いますが、まさか49日間じゃないですよね…。

儀式に向かう矢代の格好は相応の覚悟が見て取れましたし、それくらいするつもりでいても何ら不思議はありません。彼女なら止めないでしょうし…。

しかし、もうダメだと分かっているのにあのままの状態で『置いている』理由が分からない…。
『飯沼一家に謝罪します』の番組の頃からとなると、20年近く(!?)は”同居”していることになりますよね。…即身仏的な(・ω・)?

謝罪を受けるべきは…

スタッフに丁寧な対応をしてくれ、善良にも見えた良樹の母親。しかし、彼女が時折見せる、奇妙な違和感…。
もちろん、矢代のせいで息子がああなったと思っているので、彼を恨むのは分かります。しかし、人ひとりが同じ家の中で亡くなって?いるのに、平然とその家で生活しているのだとしたら…!?

スタッフが『(現在)矢代さんは?』と聞いたときの、無言でうつむきながらどこか笑みを浮かべている表情が、答えのすべてかとー。

一見、見た目で『わからない』人間ほど恐ろしいと思うのです。
また彼女には、悪いことをしている自覚もなさそうです。

なんなら、49日の裁きに失敗した矢代のことを嘲笑あざわらっているような言い方ですらありました…。

『飯沼一家に謝罪します』という番組を、良樹の母親がわざわざ知人に食品会社を設立させてまで製作させたというのも、よく考えたらかなり異様なことではあります…。なぜ自分でやらないんだという…笑

これらはあくまで私の推測ですが、飯沼一家の死が明正によるものだとしたら、本作での1番の被害者は、謝罪した本人である『矢代』なのではないかと…。
矢代という名字にも意味があるようですが、だとしたら『明正』は、正しいことを明かす、となるのでしょうか。

4話で90分ほどと見やすいですし、モキュメンタリー好きの方はもちろん、考察好きの方にもぜひ見ていただきたい作品です。

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