【リバー、流れないでよ】老若男女、家族みんな楽しめるコメディ【ネタバレあり】

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(映画.comより)

同日に『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』を鑑賞しなかなかヘコんだので、お口直し的に本作をチョイス笑。軽く見れるかな〜なんて思ったのですが…うん、なるほどという感じでした笑。2023年の年間ベストに入れている人もいた話題作ということで、ちょっと期待値を上げすぎてしまったかもしれません…。ちなみにタイトルが狩野英孝っぽくて脳内再生余裕(・ω・)

作品データ

【製作年度】2023年
【製作国】日本
【上映時間】86分
【監督】山口淳太
【キャスト】藤谷理子、永野宗典、本上まなみ ほか
【鑑賞方法】Amazonプライムビデオ、U-NEXT など
(鑑賞時にご確認ください)

解説・あらすじ

上田誠率いる人気劇団「ヨーロッパ企画」が手がけたオリジナル長編映画第2作。国内外で高評価を得た長編映画第1作「ドロステのはてで僕ら」に続いて上田が原案・脚本、同劇団の映像ディレクター・山口淳太が監督を務め、冬の京都・貴船を舞台に繰り返す2分間のタイムループから抜け出せなくなった人々の混乱を描いた群像コメディ。(映画.comより)

年齢制限は?

年齢制限はないので、どなたでもご覧になれます。

レビュー ( 2024・2・09 )

1、アイディア勝負で、サクッと楽しめるコメディ

とにかく、皆でバタバタ!笑
(映画.comより)

劇団・ヨーロッパ企画が手がけた、タイムループ作の第2弾。同監督を有名にした前作『ドロステのはてで僕ら』も本作と同じく『2分』をキーにしたタイムループもので、監督よほどこのネタが好きな模様。ちなみにドロステ〜は未見なのですが、ヨーロッパ企画の舞台劇を映画化した『サマータイムマシン・ブルース』は大好きな作品です。

…なるほど、こういう感じの作品だったのですね!製作費もそんなにかかってはいなさそうだし、ほんとにアイデア勝負でサクッと楽しめるコメディです。今や、なんの気まずさもなく家族みんなで楽しめる作品って少ないように思いますし、そういった意味では貴重な作品かと笑。年末年始とかに地上波でやって欲しいですね。

ただ当たり前ですが、物語の構成上何度も同じシーンをループするので、正直飽きてしまったのはありました…笑。そして、演じている役者たちの劇団感がちょっとだけ大袈裟に感じるシーンも。ここは人によって好みが分かれるところかもしれません。

しかし、この内容でタイトルを『リバー、流れないでよ』にしたのはなかなか斬新です。

2、予想外だった、主人公の恋愛パート

(映画.comより)

前半までは、一体何がタイムループの原因で、どうなるんだろう!?という興味で惹き付けられたのですが、中盤から…え、そっち?と…(・ω・)本作、主人公であるミコトの恋愛パートがわりとメインで描かれます。

どうやら彼氏とずっと一緒にいたい、時が止まったらいいな?みたいな願いごとを川に向かってした途端に10分間ループが始まったらしく…え、ミコトがループの発端…?しかもそんな願いごとのせいだったの!?と笑

そしてそこから、カップルの痴話ゲンカのようなパートが始まるという…。彼氏が自分に内緒でフランスに修行行くとかどうとか…(・ω・) ここで、私のテンションがかなり下がってしまいました笑。まさか恋愛パートが始まるとは思わず、これは完全に物語の主旨を見誤っていた私のせいなのですがw

3、まさかだった、タイムループの真相…

おまえやったんかーい
(映画.comより)

そんなこんなでループを繰り返し、ようやくラスト。…ループの原因、ミコトじゃなかったんかーい!未来から来た人間の、タイムマシンが原因ってこれまた取ってつけな…w ここはむしろ、SFではないもっと身近な?原因のほうが作品の雰囲気には合ってるような気がするのですが(ただし、ミコトの願い以外でw)

2分ループを繰り返す人々の旅館のエピソードはかなり笑えるものもありましたし、作品そのものが面白くなかったわけではないのですが…。物語全体をみると、なんだかノレそうでノレない、そこじゃないラインをずーっと走って終わってしまった印象でした(;ω;)

それでもネットでの評判はかなり良い作品ですので、私は少数派かと思われます笑

ミコトの彼氏役の俳優さんは、三田佳子の息子に激似でした。そして何気に本上まなみが出演してました。



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