皆が当たり前に好きだった中山美穂
ケータイでその第一報を見たときは、一瞬『・・・・え、誰？』という感じでした。
『あの』中山美穂だと、すぐに認識できなかったんですよね…。54歳という、あまりにも早すぎる死…。
謹んでご冥福をお祈りいたしますー。
♦︎ 中山美穂さん死去、病死の可能性（YAHOO！ニュース・ABWMA NEWSより）
…中山美穂といえば、私の世代からするとまさにドンピシャ。アイドルであり、歌手であり、女優。
いわゆるアイドル的可愛いというのではなく、キレイと可愛いが共存した大人びた魅力。それでいてどこか儚げで、奥ゆかしさもあるという…唯一無二です。
『彼女が好きかどうか』などと会話に上がるまでもなく、もはや『皆が当たり前に好き』という存在でした。小学校の同じクラスにも、中山美穂教の男子が1人いたことが思い出されます笑
もちろん私も大好きだったのですが、私の中ではやっぱりトレンディドラマのイメージが強いです。私が最も多く見た女優の作品は彼女で間違いない、と即答できるほど多くのドラマに出演。
また、彼女の映画も見ているので、ここでは俳優としての出演作について語っていこうと思います。
あくまで私が見た作品の一部なので、彼女の出演作すべてを取り上げているわけではありません。皆さんが見ていた作品は、このなかにあるでしょうかー。
ドラマ
１、『毎度おさわがせします』（85）
今では考えられないほど過激なシーンも多かった『毎度おさわがせします』はやはりはずせないですよね笑。
そしてある意味、ドラマ以上に売れたのが、主題歌でもあるC-C-Bの『Romanticが止まらない』。タイトル『Romantic止めて』だと思ってました笑。
こちらは私も正直、うっすらとしか覚えていないのですが、ドキドキとドタバタコメディ感が見ていて楽しかったです。しっかりと見ていたのは、立花理佐が主人公のシーズン3からだったような…。
リビングでは見れなかったので、祖父母の部屋に避難して？見ていた記憶…笑。
２、『セーラー服反逆同盟』（86）
こちらはなんと、仙道敦子も出演していた30分ドラマ。
4人の女子高生が、それぞれにバラや鎖付きの革手袋などの武器を持ち、悪を懲らしめるという『セーラームーン』の女子高生版のようなドラマでした。もちろん学校では『セーラー服反逆同盟ごっこ』が横行…笑。
確か、中山美穂が出演途中でかなり売れてしまったので、出番が減ってしまった？というエピソードをどこかで見たような気がします。
３、『な・ま・い・き盛り』（86）
そして、こちらもなかなか攻めたエピソードが多かった『なまいき盛り』。正確には『な・ま・い・き盛り』と、間に点が入ります笑。
ちなみに全10回のサブタイトルは、ここに載せるのがためらうような回も…笑。
…もう、私この作品がとにかく大好きで…！！小学生の頃、夕方に再放送もしていたので何度か見ていると思うのですが。これでもれなく、中村繁之にもハマりました笑。
幼馴染である加代子と浩介の掛け合いが面白く、コメディとしてもラブストーリーとしても楽しめる。小学生の私が憧れる要素がすべて！詰まっていました。
今、最も見返したい彼女のドラマがこれです。定期的に配信やDVD情報を調べているのですが、どちらもされる気配なし！某・知恵袋でも、本作を見たいファンがちょこちょこ尋ねているのを目にします。
本作に関してはDVD買おうかと思うくらい見たいので笑、本当に！なんとかして欲しいです（切実…）。
一説によると、海外の有名な曲が多数使用されているためDVD化などが難しいのでは？という情報も（定かではありません）。
ちなみに昨年、中山美穂のインスタに中村繁之とのツーショットが載せられていて感動しました★
４、『卒業』（90）
こちらの作品、あまり知られていないかと思うのですが、これもまた大好きな作品。
コロナ禍にRakuten TVで課金して見返したのですが、やっぱり！面白かったです。
現在、U-NEXTの見放題で見ることができます（鑑賞時にご確認ください）
とにかく豪華な俳優の出演が見ものでもありまして…。
織田裕二、永瀬正敏、的場浩司、仙道敦子など。彼ら3組の恋愛模様やそれぞれの将来の悩みなどを綴った、かなりリアルな良作ドラマ。
ちなみに、本作と同クールに放送されていた『世界で一番君が好き！』（三上博史、浅野温子）と本作に関連する興味深い逸話が…。
当初主題歌をDREAMS COME TRUE（ドリカム）に発注しようとしていたが、ドリカムは同クールのTBSドラマ『卒業』の主題歌（笑顔の行方）を担当することがタッチの差で決まってしまい、急遽主題歌をLINDBERGに切り替える事になったという。ただ、結果として主題歌の売上は本ドラマの『今すぐKiss Me』の方が『笑顔の行方』を上回った。（Wikipediaより）
おそらく『世界で一番君が好き！』はご存知の方も多いのではないでしょうか。こちらのほうがドラマとしてもヒットしたので『卒業』は影が薄くなってしまいました…。
逆に私は『世界で〜』はしっかり見ていませんでした笑
５、『すてきな片想い』（90）
『卒業』と同じく90年放送のこちらも、大好きな作品でした！どこかの？配信で見返したのですが、今見てもやっぱり面白かったです。
現在は、Amazonプライムの中の『FOD』という別チャンネルでの課金で見られるようです（鑑賞時にご確認ください）。
主人公が、電話越しで相手に嘘をついてしまったことから始まるラブストーリーなのですが、今で言うむずキュンでしょうか笑。なかなかじれったいストーリー展開ながらも、毎週とても楽しみでした。
そして彼女のファッションからヘアスタイルまで、中山美穂を愛でる作品でもあります。
共演は、石黒賢、和久井映見、東幹久という、その後売れた俳優たちが多々出演。
相手役の柳葉敏郎が彼女の大ファンだったそうで、よくそんなエピソードを話していましたね。
６、『もしも願いが叶うなら』（94）
中山美穂の相手役に浜田雅功という『異色の取り合わせ』が話題を呼んだ本作。巷でも大ヒットし、放送日の翌日は学校でも話題となりました。
自身が主題歌を務めることも多いですが『ただ泣きたくなるの』も大好きです。
現在、U-NEXTの見放題で見ることができます（鑑賞時にご確認ください）
正直、最終回までは『…え、ほんとにこの2人がくっつくの？？』というくらい恋愛の予兆がなく、コメディテイストで物語は進んでいきます。しかし、最終回の主人公（中山美穂）の涙のスピーチには、こちらも号泣。
恋愛ものとしてはあまり見たことのない構成に、当時は結構衝撃でした。
共演に、当時ミュージシャンとして売れていた岡田浩暉（To Be Continued）と浜崎貴司（FLYING KIDS）。主人公の婚約者にうじきつよしと、彼も当時出てましたね〜！
映画
『波の数だけ抱きしめて』（91）
ホイチョイ・プロダクション3部作のひとつで、ほか2作が『私をスキーに連れてって』『彼女が水着に着替えたら』。当時、流行りましたね〜！
『波の数だけ抱きしめて』は、ちょっと珍しいFMラジオ局を舞台にした青春群像劇。こんなにも日焼けした中山美穂が見られるのって、この作品くらいではないでしょうか。
現在、配信にはないらしく？DVDレンタルするしかなさそうです（鑑賞時にご確認ください）
湘南、ラジオ局、青春…と、これでもかというくらいにリア充を押し付けてくる本作に、嫉妬を禁じえませんでした笑。タイトルからしてなんかオシャレだし、ジャケットも当時にしては珍しい、オシャなイラストですよ。
ハッキリとは覚えていないのですが、織田さんが『お前が好きなんだ…！』とラジオ放送にのせて告白したタイミングで、主人公（中山美穂）がトンネル？に入っていて伝わらなかったという、悲劇的なエピソードがあったような…。テレビCMの予告でもこのシーンが使われていた気がします。
共演が、こちらもまた豪華でして…。
もちろん織田裕二、別所哲也、松下由樹など。
ユーミンの主題歌もめちゃくちゃ好きで、結構最近も聴いてました。今聴いても新しいです、この曲。
ちなみに、織田裕二とは数回？共演していますが、当時噂などもなかったですよね…？というより、中山美穂自身がそもそも、熱愛だのスキャンダルのない優等生女優でしたが…。
振りかえり…。
ここまで、私が個人的にとても好きだった中山美穂の出演作をいくつか取り上げてきましたが、皆さんの好きな作品はあったでしょうか…。
Wikipediaでザッとみた感じでも、85年〜95年までの10年間だけで、ドラマ・映画を合わせておよそ25本もの作品に出演していました！！単発ドラマなども合わせたら、もっと…。
しかもそのすべてが主役という、今ならちょっと考えられない偉業です。
そして、ここでは取り上げていませんが、彼女、女優業と同じくらい歌手としても活動していたわけで！！
多忙などという一言では片付けられないくらい、青春時代はほぼ仕事だったのでしょうね…。正直、恋愛だってしている暇がなかったかもしれません…。
また、作品を見返したり、音楽を聴いたりして、私たちファンは彼女のことを悼みたいと思います…。
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