【コピーキャット】サイコサスペンス【ネタバレあり】

連続殺人鬼に狙われるシガニー・ウィーバーが新鮮!

コピーキャット
(映画.comより)

『セブン』と同じく95年の作品なのですが、当時はサイコサスペンスブームでしたねー!さすがに『セブン』ほどではないですが、本作もシガニー・ウィーバー&ホリー・ハンター共演ということで話題になりました。しかしシガニー・ウィーバーが連続猟奇殺人犯に狙われるって、キャストミスってない (・ω・)?

作品データ

【製作年度】1995年
【製作国】アメリカ
【上映時間】124分
【監督】ジョン・アミエル
【キャスト】シガニー・ウィーバー、ホリー・ハンター ほか
【鑑賞方法】U-NEXT、Disney+、Hulu など
(鑑賞時にご確認ください)

あらすじ

猟奇殺人に詳しい心理学者ヘレンは大学での講演後、カラムという青年にトイレで襲われる。辛くも一命を取り留めたものの、ヘレンはこの事件が契機となって“屋外恐怖症”になっていた。それから一年後、サンフランシスコ郊外では女性ばかりを狙った猟奇殺人が多発していた。(allcinemaより)

年齢制限は?

年齢制限はなさそうなので、どなたでもご覧になれます。



レビュー ( 2019・03・25 )

1、豪邸なのに、セキュリティ緩すぎ問題

コピーキャット
シガニー姐さんが…狙われる?

なんといってもこの雰囲気がいい!懐かしい古きよき90年代のサスペンス、大好きです。

犯罪心理学者であるシガニー・ウィーバーが連続猟奇殺人犯に狙われる!と聞くと、キャストミスってね?と。『エイリアン』でカッコ良い女の代名詞ともなった彼女がなぜこの役に抜擢されたのかは謎ですが…(・ω・)あえてでしょうか(何が)ちなみにシガニー・ウィーバーって182㎝もあるらしいんですよね!カッコよすぎ。

ともかく、ハリー・コニック・Jrに襲われて以来、屋外恐怖症になってしまい引きこもるシガニー姐さん。そんななか、ハリーの弟子的な人物が、実際にアメリカで起きた猟奇事件を真似た、いわゆる『コピーキャット』事件を次々と起こしていた。

そのターゲットにされてしまったシガニー姐さん。あんな豪邸なのにセキュリティ緩すぎじゃね?ってくらい犯人には自由に出入りされ、ドレスを準備されたり、アリさんや指をプレゼントされたりと、なかなかに好かれております。で、シガニー邸を警備してるハズの警察たち、たまたま席を外しすぎw

『ジャック・サマースビー』『ザ・コア』も同じ監督

『ジャック・サマースビー』はちょっと不思議で切ないお話だった記憶があります。『ザ・コア』は初回は楽しめたのですが、見返したらあれ?という感じでした笑

2、懐かしのキャストたちが良い

コピーキャット
パッツン前髪、似合いすぎ…

そんなシガニー・ウィーバーの担当刑事であるのがホリー・ハンターダーモット・マロニー。ホリー・ハンター、やっぱキレイですね〜!これぞ知的美人、パッツン前髪がとても似合ってます。

ダーモット・マロニーは当時からなぜこんなにも有名作に出るのか不思議だったのですが、やっぱり苦手な顔立ちであります(・ω・)『ベスト・フレンズ・ウェディング』とか、結構いい役で出てるんですよね。

そして本作にはハリー・コニック・Jrという、ジェフ・ゴールドブラムに不穏さを足したような、これまた私が昔から苦手な俳優も参戦(やめろ)。役者でもありますが、作曲家とか音楽のほうが有名なんですよね?私の大好きな『恋人たちの予感』のサントラも手がけているので相当才能はある人なのですが(フォローもしっかり)。

ちなみに名前に『◯◯・Jr』ってつく俳優さんがたまにいますが、ほぼ誰のジュニアなのか分かっていない説

そんなこんなで?イケメン不在…あ、唯一犯人はちょっとイケメンでしたw でも、調べても誰なのかよく分からず。『スクリーム』のスキート・ウールリッチにちょっと似てたような。

本作で使用されているBGMについて

『コピーキャット』で使われているBGMに、これって元は?コピーキャットの音楽だったんだ!ってのが3つくらいあって驚きました(そもそもが有名な曲なのかもしれませんが)。一時期、アンビリバボーや、怖い系の番組でもよく使われてました

シガニー・ウィーバーがトイレで襲われるシーンなどはちょっと仰々しくて古めかしい感じのBGMでしたが、そう考えたら同年製作の『セブン』は今見ても全くそんなことなくて、やっぱすごいですねフィンチャー(・ω・)

3、なんだかんだ、サクッと楽しめる

コピーキャット

ラストでの、シガニー姐さんと犯人のトイレファイトはなかなか見応えがあって、おぉ!って感じでした。でも多分、シガニー姐さんのサービスシーンは特に誰も待っていないと思われ(・ω・)

ダーモット・マロニーがあんな形で退場したのはかなり驚きました!事件とはなんにも関係ないところで(笑)。警察っていつどんなところに危険が潜んでいるか分かりませんよ、ってことでもあるのかな…。

ストーリー的にはいま見てもなかなか楽しめたのですが、犯人を途中で明かしてしまうのはいただけませんでした…。ここはラストまで明かさず、驚きたかったです。そのほうが緊迫感出ると思うのですが、なぜこんな作りにしたんだろ。

『セブン』も途中で犯人を明かしてしまいますが、こちらはストーリー上そうしないと先に進まないので、仕方ないんですよね、むしろそれが話の肝だったりしますし。

映画サイト『allcinema』の解説が面白い

本作のallcinemaの解説が、編集した方の個人的な感想とともに、フツーにディスっていて笑いましたw

「羊たちの沈黙」に始まり、「セブン」と並んでサイコ・キラー映画の代表格とも呼べる作品だが、2大女優の共演ほどにはストーリーは盛り上がらない。個々のサスペンスは悪くないが、肝心の犯人像が曖昧なために強力な敵としての魅力が備わっていないのだ。犯罪史上有名な連続殺人を細部に至るまで真似をするという設定が申し分ないだけに少々残念である(S・ウィーヴァー+H・ハンターというチビデカ・コンビに匹敵するキャラクターじゃなきゃ弱い)。allcinemaより



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