ドラマ(シリアス)

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映画【入国審査】実話だけど社会派じゃない?胸くそブラックユーモア劇【ネタバレ】

実話ベースの映画『入国審査』。ゴリゴリの社会派サスペンスを想像して見ると、ちょっと意外な方向に着地…。過激な尋問の連続に胃がキリキリしつつも、ブラックユーモアとしては妙にクセになる不条理映画でした。まさかのエンディングに呆れるか、思わず笑っ...
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映画【フロントライン】知ってたつもり?日本初・コロナ最前線の実話【ネタバレ感想】

「ああ、あの船の話でしょ?」そう思ったあなた。たぶん、まだ知らないことだらけです。ダイヤモンド・プリンセス号の新型コロナ集団感染――。映画『フロントライン』は、コロナ対応の前例がない中で闘った”初めての人たち”。現場で命と向き合い、決断し、...
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【さよなら渓谷】夫婦ならば当たり前の行為が暗黙の確認だった…【ネタバレ・考察】

『MOTHER マザー(長澤まさみ)』の大森立嗣たつし監督による、2013年製作の問題作。どこにでもいる平凡な夫婦には、まさかの秘密があった…。まさに私好みの内容だった本作は、激しいベッドシーンも話題に。この記事は今から約10年前に書いたも...
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【関心領域】つまらない?怖くない?静寂の中に潜む“演出の妙”【ネタバレ】

2024年の最注目作のひとつ、『関心領域』。収容所の“お隣”を描くというコンセプトは知っていたものの、ここまで「何も起こらない映画」だとは…。いつ物語が動き出すのかと待ち続けたまま、気づけばラスト。まるで“起”だけを見せられたような感覚に。...
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【陪審員2番】良作だがイーストウッドだからこそ!もっと『出来た』気も…【ネタバレ】

まさかのイーストウッド最新作が配信スルー、ということでとても驚いた本作。丁寧な人物描写と正統派なシリアスドラマはイーストウッドらしく、万人受けする良作。…ただ、2時間という上映時間のうち1時間55分は主人公が悩み、5分で覆される構成はもう少...
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【茶飲友達】高齢者の「生」と「性」を扱った実話の衝撃作【ネタバレ】

公開時に観客が殺到したと話題になった、高齢者の買春クラブを扱った実話の映画化。題材からイロモノ映画と誤解されそうですが、なんとも社会派な衝撃作でした。描かれるのは、孤独な高齢者たちや、クラブで働く者たちが“擬似家族”を作り上げていく中での、...
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映画【ミッシング】子供の失踪を新たな切り口で描いた良作【ネタバレ】

近年、人間の本質や深い闇に真っ向から切り込むスタイルが多い吉田恵輔監督、最新作。本作ではエンタメ度が高いイメージの石原さとみを起用ということでどうなんだろうなぁ?と思っていたのですが、やはり劇場で鑑賞しました。…これはもう、噂に違わぬ良作で...
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【キャタピラー】鬱マックスな設定で描く禁断の反戦映画【ネタバレ】

当時話題になった、寺島しのぶが日本人女性としておよそ35年ぶりにベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した本作。なんといっても本作の見どころは、戦争に行った夫が両手両足を失って帰還するという、鬱マックスな設定にあるでしょう…。 作品データ ...