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『ミニオンズ』でお馴染みイルミネーション製作の、カモ一家の冒険アニメ。この雰囲気で?大人が見ても楽しめる!ということでアマプラに来たので鑑賞しましたが、…えー、本作はやっぱり子供向けでしょうか(笑)。もちろん大人でも楽しめましたが、イルミネーションの中では年齢層は低いほうかもしれません。何も考えずに思う存分!自分の中の幼児を出して楽しみます(・ω・)
作品データ
【製作年度】2023年
【製作国】アメリカ/フランス
【上映時間】92分
【監督】バンジャマン・レネール
【声のキャスト】堺雅人、麻生久美子 ほか
【鑑賞方法】Amazonプライムビデオ、U-NEXT など
(鑑賞時にご確認ください)
解説・あらすじ
「ミニオンズ」「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のイルミネーション・スタジオによるオリジナルの長編アニメーション。渡り鳥なのに小さな池から一度も出たことがないカモの一家が、初めての大移動に乗り出す姿を描いたファミリーアドベンチャー。(映画.comより)
年齢制限は?
もちろん年齢制限はありません(笑)。2歳くらいからでも?楽しめるのはないでしょうか。
レビュー ( 2024・10・13 )
1、ファミリームービーのお手本
ワタリドリなのに、保守的なパパのせいで外の世界に旅立とうとはせず、ずーっと同じところに留まっているカモの一家。トリ版『籠の中の乙女』的な?(・ω・)
しかし自由に旅するワタリドリの群れと接し、ほかの世界を見てみたい冒険心あふれるママ。-そうしていよいよ、カモ一家の冒険の旅が始まる!!
作品の要素を五角形のデータで表してみると、それはもう、キレーイな五角形を描くような構成。
家族愛はもちろんですが、本作が最も言いたいことは、カモ一家が旅をすることによって初めて出会う、他者との関係性。
あらゆる要素がバランス良く詰め込まれており、ファミリームービーのお手本のような作品でした。
大人が子供を助けるのではなく、子供が大人を…という展開も良かった!子供にこれ見せときゃ、トリあえず間違いないです(・ω・)
2、あらゆる『ドキドキ』
行く先々で訪れるさまざまな鳥たちの出会いによって刺激を受け、彼らが抱える問題に直面し、共感し、一緒に解決していきます。
- 大雨に見舞われ、なんだか怪しいサギの家に招待されるドキドキ…
- トリ同士の抗争に巻き込まれる、ドキドキ…
- 閉じ込められているペットのオウムを助け出し、逃げるドキドキ…
- 楽園のような暮らしをしているトリたちに出会ったと思ったら、出荷される寸前だったドキドキ…など(これはニンゲンのコミューン系ホラーでも鉄板ネタ笑)
3、生きる上で大切なことをサラッと提示
これらの出来事のなかで、
- 見た目で相手を判断してはいけない
- 集団生活の中でのルール
- 自由に生きる権利
- うますぎる話は疑ったほうが良いかも笑?
など、生きる上での大切なことが学べます。
ニンゲンの世界でも経験する出来事をトリの世界に落とし込み、子供にも分かりやすく見せたのはさすが。
外に出なければもちろん危険な目に遭うことはありませんが、新たな仲間との出会いや感動も、一生知ることはない。
危険を冒してでも一歩を踏み出してみるのか、ずっと安全圏に留まるのか…私たち人間と同じですよね。
本作には人間も登場するのですが、トリ目線のお話なので人間に台詞は与えられていません。
4、ロードムービーとしても楽しめる!
鳥はいいですよね~!国境もパスポートもないし、交通事故もないし(?)ほんっとに自由。
縦横無尽に飛び回るシーンは見ていてほんとに気持ちが良いです!カメラワークは決して子供向けではなく、大人が見てもおぉ〜と声が漏れるほどダイナミックで迫力があります。
イルミネーション製作ということで、もはやアニメと実写の境界線もないほどの画の美しさは言うまでもなし!
田舎から都会へと舞台がどんどん移り変わっていくのも、世界旅行のようでロードムービーとしても楽しめます。ビル群でのカメラワークはスパイダーマンぽかったです笑
豪華すぎる声優キャストがスゴい!
パパカモを演じた堺雅人からして、言われても分からないくらい上手かったのですが、ママカモの麻生久美子、さらには野沢雅子、羽佐間道夫、関智一、ヒコロヒーなど!人気俳優から超・ベテラン声優、人気芸人と多彩な顔ぶれにビックリ。
野沢雅子にいたっては、あれだけ特徴的な声にも関わらず、彼女だと分からないくらい上手かった(・ω・)(当たり前)。悟空以外の声ってあんまり知らないかも…
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