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【どんでん返し洋画18選】厳選・王道スリラーで味わう衝撃のラスト!

どんでん返しというと、本来は「物語の前提がひっくり返る決定的な逆転」を指すのですが——ここではもう少しゆるく「うわ、やられた!」と素直に感じる驚きを優先してセレクト。

いわゆる“通好みのマイナー枠”も大好きですが、今回は「まずはコレ!」な王道どんでん返しのスリラーをまとめました。

また、紹介している作品はすべてU-NEXTで見放題配信中◎(無料トライアル中であれば料金はかかりません)

思い立った瞬間にそのまま観られるラインナップだけを集めたので、気になったらぜひこの中から最初の1本を選んでみてください。

この記事の情報は、記事作成時のものです。鑑賞時にU-NEXTサイトをご確認ください。

星の数でひと目で比較!

作品紹介は、完成度・騙され度など3つの指標を設けています。星評価はあくまで私の主観ですが、“映画史としての偉大さ”とは別に、いま観たときにどれだけ驚けるか・楽しめるかを基準に付けています。

【ソウ】(2004)R15

【あらすじ】
老朽化した巨大なバスルームで目覚めた互いに面識のない2人の男は「6時間以内に相手を殺すか、2人とも死ぬか」というゲームを強要される。誰が、何の目的で…?(映画.comより)

【キーワード】R15
#ワンシチュエーション #デスゲーム #残虐描写

完成度  ★★★★★★★★★☆
騙され度 ★★★★★★★★★★
衝撃   ★★★★★★★★★★

  • 私が人生で「劇場で観なかったこと」を最も後悔している作品。ホラーやグロが苦手だから…という理由で避けるのは、あまりに勿体ない。映画好きなら問答無用で押さえておくべき1本(・ω・)
  • 監督は、今や『死霊館』『ワイルド・スピード』『アクアマン』まで当てるジェームズ・ワン。“ホラーだけじゃない監督”の出世作であり、原点がこれ。
  • シリーズは20年続く人気作ですが、やはり“1作目の衝撃”は別格。極限状況、倫理ゲーム、伏線の妙─ここを観れば全てが分かる。
  • 一応の注意喚起として…グロいはグロい。ですが、不必要なスプラッターではなく物語の必然性で見せるタイプ。苦手でも“その先”の快感が待っているのでぜひ挑戦してみてほしいです。

【ゲーム】(1997)

【あらすじ】
成功した投資家ニコラスは、孤独な日々を送る中、48歳の誕生日に弟から“CRS”という謎のゲームの招待状を受け取る。軽い気持ちで参加した瞬間から、彼の周囲で奇妙な出来事が次々と起こりはじめ─。

【キーワード】
#疑心暗鬼 #世界観 #現実の境界線

完成度  ★★★★★★★★☆☆
騙され度 ★★★★★★★★☆☆
混乱   ★★★★★★★★★☆

  • フィンチャー作品の中では個人的トップで、サスペンス全体でもベスト級。オチを知っていても何度も観たくなる、“ジャンルそのものが変わって見える”タイプの異常な完成度。
  • 約30年前の作品なのに、いまだに誰も真似できない唯一無二の設定。人生そのものがゲーム化したような、不安とワクワクが同居する世界観の作り込みは圧巻
  • ここで紹介する作品の中でも衝撃の質がひときわ異色で、ラストは「えぇぇ!!」よりもむしろ「……へ?」と一瞬固まってしまう。脳が状況に追いつかず、思わずフリーズ…。
  • 観客を気持ちよく揺さぶる珍しいタイプのどんでん返しで、後味が悪くならないのも魅力。

【アザーズ】(2001)

【あらすじ】
第二次大戦末期のジャージー島。夫の帰りを待つグレースは、光アレルギーの子どもたちと薄暗い屋敷で暮らしていた。ある日、使用人志望の3人を雇い入れた直後から、屋敷では奇妙な出来事が次々と起こり─。

【キーワード】
#ゴシック #閉鎖的 #美しい

完成度  ★★★★★★★☆☆☆
騙され度 ★★★★★★★☆☆☆
静の恐怖 ★★★★★★★★★☆

  • ニコール・キッドマンの“絶頂期の美しさ”がまず圧巻。ゴージャスな彼女がホラー映画に出演した意外性が、作品の雰囲気づくりにも効いている。
  • 派手な恐怖はほぼなく、音・光・“気配”だけで不安を積み上げるタイプ。ハマる人はどっぷり世界観に浸るし、ハマらない人はとことん静かに感じるかもしれない。
  • 実は当初は低予算寄りの企画で、ロケ地の屋敷も“ほぼ自然光を使わない”撮影方法が話題に。
  • 大仕掛けの衝撃というより、“じわじわ正体が見えてくる系”のツイスト。強烈さより“静かに効いてくる後味”を好む人向き。

【プレステージ】(2006)

【あらすじ】
19世紀末のロンドンを舞台に、ライバル関係にある2人の天才マジシャンが、お互いの意地とプライドを賭けて戦いを繰り広げる。(映画.comより)

【キーワード】
#騙し合い #SF要素 #時系列

完成度  ★★★★★★★★★☆
騙され度 ★★★★★★★★★☆
執念   ★★★★★★★★★☆

  • 今や“ハリウッドのMr.難解”となったノーラン監督の、比較的やさしい時代の1本。とはいえ構造はしっかりノーラン流で、頭を心地よく揺さぶられる入門編として最適。
  • トリックの中には「え、これギリ反則じゃない?笑」と思うネタもありますが、そこを含めて語り継がれる根強い人気作。
  • クリスチャン・ベイル、ヒュー・ジャックマン、スカーレット・ヨハンソン…とにかくキャストが豪華。役者同士の“プライドのぶつかり合い”が物語そのものを熱くする。
  • どんでん返し系の中でも“技巧派”に分類されるタイプ。派手さもあるが、構造の妙を楽しみたい人に刺さる1作。

【ユージュアル・サスペクツ】(1995)

【あらすじ】
麻薬密輸船の爆破事件で27人が死亡し、巨額の現金が消えた。唯一生き残った男・キントが捜査官に語り始めるのは、6週間前に“常連容疑者”として集められた5人が結託し、ある大仕事へ向かうまでの出来事だった─。

【キーワード】
#アカデミー賞 #虚構劇 #正体不明

完成度  ★★★★★★★★★☆
騙され度 ★★★★★★★★★★
怪人   ★★★★★★★★★☆

  • アカデミー賞脚本賞・助演男優賞を受賞し、今も“どんでん返しといえばコレ”と語られる代名詞的作品
  • キーマン演じるケヴィン・スペイシーが圧巻。当時の彼はまさにノリにノッており、抑えた演技だけで物語を支配していく存在感がすごい。
  • オチは文句なしの一級品ですが、そこに至るまでの展開は“渋いクライムドラマ”寄りで、テンポはやや地味に感じる人もいるかも。ただ、その静けさがラストの爆発力を引き立てる。
  • 多視点で語られる構造と嘘と真実の混ぜ方が秀逸で、2回目以降の鑑賞で意味が激変するタイプ。初見の衝撃と、再見の“ゾワッ”がどちらもオイシイ名作。

【シャッター・アイランド】(2009)PG12

【あらすじ】
1954年、失踪した女性患者の謎を探るためにボストン沖の孤島に建つ犯罪者用精神病院を訪れた米連邦保安官テディ・ダニエルズに、次々と不可解な出来事が起こる。(映画.comより)

【キーワード】PG12
#孤島 #喪失 #切ない

完成度  ★★★★★★★★★☆
騙され度 ★★★★★★★★☆☆
余韻   ★★★★★★★★★★

  • お馴染みのスコセッシ × ディカプリオ黄金タッグ。ミステリーの装いで始まりつつ、途中から“俳優と監督の本領”がにじみ出る本格ドラマへシフト。
  • 当時の宣伝は「謎解きと衝撃のオチ」を全力で煽っていましたが、実際に胸を打つのは人間ドラマの部分。個人的には“ミステリー仕立てのヒューマンドラマ”という印象。
  • 孤島 × 精神病院という閉鎖的な舞台が効いていて、漂う湿気・静けさ・不安感が作品全体の雰囲気を底上げ。
  • 最後に待っているのは、衝撃というより“深い悲しみ”。切なくて胸が痛い物語で、エンドロールが流れてもしばらく動けなくなるタイプの余韻が残る。

【メメント】(2000)PG12

【あらすじ】
記憶を10分ほどしか保てなくなった男・レナードは、ポラロイド写真やタトゥーを手がかりに、妻を殺した犯人を追っている。途切れる記憶をつなぎ合わせながら真相に近づくが─。

【キーワード】PG12
#逆再生 #斬新 #記憶障害

完成度  ★★★★★★★★★☆
騙され度 ★★★★★★★☆☆☆
難解   ★★★★★★★★★★

  • ノーラン初期作にして、すでに“難解が炸裂”している異作。公開から20年以上経った今でも根強い人気と高評価を誇る、変わり種サスペンスの金字塔。
  • 初見での完全理解度は“約20%”とも(※私調べ)。難解作品好きならこの作品でぜひ腕試ししてほしいレベルで、こちらもメモ必須…(・ω・)
  • 記憶が10分ごとに途切れる主人公の視点がそのまま物語構造になっており、観客も一緒に混乱させられる。ヘタしたら”オチ”に気づかない可能性も(初見の自分)。
  • 主演のガイ・ピアースは当時“ポスト・ブラピ”とも言われてましたが、その後は意外にも主役街道を歩かず、脇役で光るタイプに。

【ファイト・クラブ】(1999)PG12

【あらすじ】
心に空虚を抱える青年ジャックは、謎めいた男タイラーと出会う。ふとした殴り合いをきっかけに、2人は秘密の“ファイト・クラブ”を立ち上げる。刺激を求めて集まる男たちで熱狂が広がる一方、その集まりは思わぬ方向へ暴走していき─。

【キーワード】PG12
#破壊 #爽快 #カッコいい 

完成度  ★★★★★★★★★★
騙され度 ★★★★★★★★★☆
狂気   ★★★★★★★★★☆

  • 当時、作品ごとにジャンルもトーンも変えてくるのにすべてがハイレベルという。フィンチャーが“ノリにノッていた時期”の代表作のひとつ。
  • 社会への鬱屈、自己破壊と再生──テーマは重いのに、語り口は妙に軽やかでクセになる。暴力の爽快感と不安が混ざり合う独特のトーンが魅力。
  • どんでん返しの衝撃が強烈で、初見の破壊力と再見したときの理解の深まりがまったく違うタイプ。ラストまで観ると“すべての違和感”が意味を持つ
  • ブラッド・ピットの存在感がとにかく圧倒的。鍛え上げられた肉体と唯一無二のファッションは、当時“男が惚れる映画”とまで言われた。

【アイデンティティー】(2003)PG12

【あらすじ】
豪雨で足止めされた10人の男女が、さびれたモーテルに集まる。やがて滞在者のひとりが姿を消し、残されたのは遺体のみ。閉ざされた空間で、何者かによる不可解な連続事件が始まる─。

【キーワード】PG12
#密室劇 #死刑囚 #上映時間90分

完成度  ★★★★★★★★☆☆
騙され度 ★★★★★★★★★☆
不穏   ★★★★★★★★★☆

  • 嵐で閉ざされたモーテルというシチュエーションがとにかく不気味で、画面の薄暗さや画作りも絶妙。ミステリー好きならこの雰囲気だけでワクワク。
  • ラストには数回にわたる大きなタネ明かしがあり、展開の濃度はかなり高め。それなのに約90分でサクッと見られるテンポの良さが魅力
  • “分かったつもり”を何度もひっくり返される快感がある。大オチにはやや疑問が残るところもありますが、ギリセーフの域。笑
  • 予告編は軽くネタバレしている部分があるので、初見で観るなら絶対に見ない方がいいです。

【インビジブル・ゲスト 悪魔の証明】(2016)

【あらすじ】
殺人容疑で追い詰められた実業家ドリアは、敏腕弁護人グッドマンとともに事件を再検証することに。密会中の事故死、死体隠し、謎の追跡者、そして密室殺人──複雑に絡む出来事の真相を、裁判開始までの限られた時間で暴こうとするが…。

【キーワード】
#心理戦 #逆転劇 #使命

完成度  ★★★★★★★★★★
騙され度 ★★★★★★★★★★
知的   ★★★★★★★★★☆

  • スペインの“アガサ・クリスティ”とも称されるオリオル・パウロ監督の代表作。正統派ミステリーをここまで緻密に仕上げられる監督は稀で、本作もまさに優等生の傑作。
  • ラスト数分で「サスペンスの醍醐味ってこれだよね…!」とまざまざと体感させてくる構成力が圧巻。鳥肌が立つほど鮮やかな回収に爽快さが残る
  • 複雑そうに見えて、実は誰でもスルスル理解できる緻密な脚本。伏線の量もバランスも絶妙で、サスペンス初心者から映画好きまで、万人が楽しめる完成度の高さも魅力。
  • ミステリーとしても一級ですが、家族の愛の物語でもある…どんでん返し好きなら必ず押さえておきたい1本。その後、イタリア・韓国・インドでもリメイク。

【エスター】(2009)R15

【あらすじ】
赤ん坊を失った悲しみから、ケイトとジョン夫婦は孤児院で出会った少女エスターを養子に迎える。しかし彼女の言動は次第に不穏さを増し、ケイトは家の中に潜む“何かおかしい”気配に気づき始める─。

【キーワード】R15
#養女 #悪意 #残虐描写

完成度  ★★★★★★★★☆☆
騙され度 ★★★★★★★☆☆☆
恐怖   ★★★★★★★★★☆

  • 幸せな家庭に“新しい家族が入り込み、崩壊させていく”話は昔からありますが、『エスター』はその中でも群を抜いて残酷で過激。『危険な遊び』のさらにダーク版。
  • 初見時はこのオチに「いや、これは反則では?笑」と。製作陣の「このオチはまだなかったよな!?」という喜びの声が聞こえてきそうでもありますが…。
  • とはいえ本作の魅力はオチ頼りではなく、物語そのものが十分に面白い点。王道パターンを丁寧に積み重ねた“手堅い作り”が、巷での高評価に。
  • 当時12歳とは思えないイザベル・ファーマンの怪演が圧巻。子どもに“あんなことやこんなこと”をさせた残虐描写には、R15指定も納得。ここは注意。

【オールド・ボーイ】(2003)R18

【あらすじ】
平凡な男オ・デスは、ある日突然拉致され、理由も分からぬまま15年間監禁されてしまう。突如解放された彼は、出会った女性ミドの協力を得て犯人捜しを始めるが、謎の男ウジンから“監禁の理由を5日で解け”という復讐ゲームを突きつけられる─。

【キーワード】R18
#復讐 #禁忌 #地獄絵

完成度  ★★★★★★★★★☆
騙され度 ★★★★★★★★☆☆
凄惨   ★★★★★★★★★★

  • 日本の同名漫画を原作に、ここまで突き抜けた映画へ昇華させたことで、韓国映画の圧倒的な力を見せつけられた。
  • 残虐描写や倫理観ギリギリの場面が容赦なく登場し、ここで紹介する中では唯一のR18作品。パク・チャヌク監督の代表作で、全方位で“人を選ぶ”タイプなので注意が必要。
  • どんでん返しでありながら、同時に“鬱系映画”としても有名。名作か問題作か…人によってハッキリと分かれる1本。
  • それでも構成の緻密さとテーマの深さは圧巻で、単なるショック演出に留まらない完成度を誇る。カンヌ映画祭ではグランプリを受賞。ハリウッドリメイク作も。

【真実の行方】(1996)

【あらすじ】
大司教殺害事件で逮捕された青年アーロンの弁護を引き受けた敏腕弁護士マーティンは、次々と不利な証拠が突きつけられるなか、アーロンの証言に大きな“違和感”を感じ始める。精神鑑定によって浮かび上がる真相とは─。

【キーワード】
#法廷劇 #二面性 #演技合戦

完成度  ★★★★★★★★☆☆
騙され度 ★★★★★★★★★☆
余韻   ★★★★★★★★☆☆

  • 90年代サスペンスを語るうえで外せない1本。法廷劇 × 心理サスペンスの組み合わせが当時としては斬新で、後続作品に明らかに影響を与えた作品。
  • 一見ただの好青年に見えるが”陰がある演技”を見せたエドワード・ノートンは、本作で“カメレオン俳優”としてのキャリアを一気に開花させた。
  • 刑事モノ・法廷劇・スリラーがひとつに溶け合い、観客が“どの証言を信じるべきか”を常に揺さぶってくる構成が魅力。派手さより、じわじわ迫る緊張感が強いタイプ。
  • 真実がどこにあるのか、観客の視点を丁寧に誘導しながら転換していく脚本の巧さが光る。今見ても“王道サスペンスの教科書”のような完成度で、初見の破壊力は今も健在。

【閉ざされた森】(2003)

【あらすじ】
レンジャー部隊教官が密林での訓練中に不審な死を遂げるが、関係者が証言するたびに、事態は次々に新たな様相を見せていく。いったい何が起きたのか。最後に思いもよらなかった真相が判明する。(映画.comより)

【キーワード】
#レンジャー隊 #羅生門構造 #迷宮

完成度  ★★★★★★★☆☆☆
騙され度 ★★★★★★★★★★
混迷   ★★★★★★★★★★

  • ラストで物語そのものが根底からひっくり返る構成には「…え、今まで観てきたのは一体なんだったの!?」と、詐欺にあったかのような感覚にさえ陥る…笑
  • ただでさえ“レンジャーの名前と顔”が覚えづらいのに、暗い・雨・帽子・泥まみれと情報がカオス状態。観客を意図的に混乱させにきているとしか思えないハードルの高さw
  • しかし、この混沌パートに必死で食らいつき、なんとか乗り越えた者だけに“ド級の驚き”というご褒美が待っている。
  • ここで紹介する作品の中でも、ラストの二転三転ぶりは最強クラス。伏線スッキリ系ではなく、「……そう来る!?」と度肝を抜かれるタイプなので、とにかく驚きたいエンタメ至上主義の人に最適

【グランド・イリュージョン】(2013)

【あらすじ】
カリスママジシャン率いる4人組“フォー・ホースメン”は、ショーの最中に遠く離れた銀行から金を奪うという前代未聞のイリュージョンを成功させる。FBIとインターポールは彼らの次の犯行を阻止しようと追うが、トリックはまったく見破れない。捜査はついに“マジックの種明かし専門家”の協力を仰ぐが─。

【キーワード】
#マジックショー #スタイリッシュ #逆転劇

完成度  ★★★★★★★★☆☆
騙され度 ★★★★★★★★☆☆
爽快   ★★★★★★★★★☆

  • 壮大なマジックも楽しめるお得感MAXの1本。銀行強盗を“天才的イリュージョン”と掛け合わせてショーとして見せ切る演出は、犯罪なのにスタイリッシュ。
  • 4人組“フォー・ホースメン”それぞれのキャラが立っていて、チームとしての掛け合いも魅力。スタイリッシュな連携プレーが観ていて気持ちいい。
  • FBI・インターポール側が常に一歩後手に回る構図も面白く、追う側が翻弄され続ける逆転構造がサスペンスとしても効いてくる。
  • ラストには“ある人物の素性がひっくり返る”最大級のサプライズが待っており、物語そのものの見え方がガラッと変わる。どんでん返しとしてのキレ味も強く、気持ちよく騙されたい人に最適な1本。

【スティング】(1973)

【あらすじ】
1930年代のシカゴ。大物ギャングに仲間を殺された若き詐欺師フッカーは、その恨みを晴らすため、賭博師ゴンドーフの助けを借りて一世一代の大バクチを打つが…。(映画.comより)

【キーワード】
#アカデミー賞 #騙し合い #爽快

完成度  ★★★★★★★★★★
騙され度 ★★★★★★★★★☆
エンタメ ★★★★★★★★★★

  • アカデミー賞作品賞を含む”最多7部門”受賞の超傑作。今から半世紀も前にこの発想とクオリティを形にしていた事実に、ただただ“すごい”のひと言。
  • 正攻法だけで観客を驚かせて楽しませる”どんでん返しの原点の強さ”。─それでいて裏では“まるで舞台ごと作り替えるような”大掛かりな仕掛けまでやってのけるスケールの壮大さ。
  • 2大スターの共演も見もので、特に、”男らしさ・色気・余裕”と、男が憧れる3大要素をすべて兼ね備えたポール・ニューマンは必見。
  • 「昔の作品だから…」と敬遠するのは本気で損。テンポもオシャレ感も今観ても全く古びず、どんでん返し好きなら1度は必ず触れておくべき不朽の名作。

【情婦】(1957)

【あらすじ】
ロンドンで、裕福な未亡人の刺殺事件が起きる。容疑の疑いがかけられたレナードは、ロンドンきっての敏腕弁護士ローバーツ卿に弁護を依頼する。しかし、唯一のアリバイを証言する妻が思いもよらないことを口にし…。(映画.comより)

【キーワード】
#A・クリスティ #法廷劇 #急展開

完成度  ★★★★★★★★★★
騙され度 ★★★★★★★★★★
頭脳系  ★★★★★★★★★★

  • 『スティング』が“爽快でオシャレなどんでん返し映画の頂点”だとすれば、『情婦』はアガサ・クリスティ原作の“頭脳戦型どんでん返し”の原点にして究極形
  • ほぼ全編が“観客を騙すための演技”として構成されており、ラスト数分の“二段落ち三段落ち”の畳み掛けは『閉ざされた森』を超えるレベル。観客が信じていた全てが一気にひっくり返る
  • およそ70年前に、こんなことを思いつくアガサ・クリスティってどうなってるの?となるレベル(・ω・)現在Filmarksでは、紹介作品の中で最も高い4.2。
  • どんでん返しが好きで本作をまだ見ていないという方は、文字通り”騙された”と思って見て欲しいです。パッケージに反して、色気シーンはゼロなのでご安心をw

【サイコ】(1960)

【あらすじ】
恋人との結婚資金欲しさに会社の金を盗み逃走したマリオンは、豪雨の中で見つけた「ベイツ・モーテル」に泊まることに。そこで、母と2人きりで暮らすという青年ノーマンと出会うが、その夜を境に不可解な事件が動き始める―。

【キーワード】
#ヒッチコック #古典恐怖 #元祖サイコ

完成度  ★★★★★★★★☆☆
騙され度 ★★★★★★☆☆☆☆
衝撃   ★★★★★★★★☆☆

  • ヒッチコック作品の中でも、観客を驚かせる手腕が最も炸裂した代表作。今見ても普通に怖くて、普通にすごい。
  • どんでん返し映画の祖とも言える存在で、公開当時のインパクトは社会現象級。ネタバレ厳禁ルールを映画館が徹底した最初期の作品
  • 「サスペンスってこう作るんだよ」を世界に見せつけたターニングポイント作。張りつめた演出や視点の誘導は、後のサスペンス映画の教科書レベル。
  • 当時は“映画でトイレを映すなんて下品”というルールがあった中、『サイコ』はあえてトイレを映した“映画史上初”の1本となり、伝説に。

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